向かい飛車対三間飛車

自分が後手、戦型は向かい飛車対三間飛車の相振り。

図①、25手目▲48金直まで

本譜は△35歩から仕掛けたが、すぐに相手から攻められるわけでもないので、もう少し落ち着いて駒組を進める方が良かった。
ここは△52金左とするのが良さそう。
以下、▲75歩△82玉▲74歩△同歩▲同飛△72銀▲56歩△64歩▲78飛△63金▲96歩△94歩▲77銀△15歩▲同歩△同香、が一例で形勢は互角。

図②、31手目▲57銀まで

本譜は△88角成▲同飛△26歩から銀交換に進んだが、少し物足りない展開だった。
ここは△15歩として攻めの幅を広げるべきだった。
以下、▲33角成△同桂▲34歩△36歩▲28銀△16歩▲33歩成△26歩、が一例で後手微有利。

図③、41手目▲53角まで

本譜は△44角とすぐに角を合わせたが、これは少しもったいなかった。
△44角が飛車取りになっているので、相手が1手角を動かしてからでも遅くなかった。
なのでここは△15歩とすべきで、以下▲同歩△52金右▲17角成△44角▲同馬△同歩▲35銀△23飛▲86歩△17歩▲85歩△42金直、が一例で後手微有利。

図④、47手目▲44銀まで

本譜は△62金と自陣に手を入れたが、▲34歩△32歩の交換を入れられてしまい、徐々にこちらの攻め駒を責める展開にされてしまった。
ここは△69角として攻めの姿勢を貫くべきだった。
以下、▲37歩△15歩▲同歩△17歩▲43角△42金▲54角成△15香▲16歩△同香▲17桂△79銀、が一例で後手有利。

図⑤、67手目▲23飛まで

本譜は△25香としたが、16の角も狭くなってしまいあまり良くなかった。
ここは△31金とすべきで、以下▲45歩△34角▲26飛成△23香▲46龍△33桂▲55歩△45角▲26歩△67角成▲54歩△52歩、が一例で難解な形勢。

実戦はその後、▲17桂からこちらの攻め駒を一掃されてしまい負け。
中盤は良くなりそうな局面が多かっただけに、残念な1局。

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