中飛車対丸山ワクチン

自分が後手、戦型は中飛車対丸山ワクチン。

図①、19手目▲77角まで

図①の局面は、こちらが逆棒銀からの仕掛けを狙ったところに角を打って牽制してきた場面。
本譜は△32金~△44角として、あくまで逆棒銀からの攻めを狙ったがその間に先手も受けの形を整えていたので仕掛けがあまり上手くいかなかった。
ここは角を打たせたことに満足して△94歩から駒組するべきだった。
△94歩以下、▲46歩△64歩▲86歩△52金左▲79玉△74歩▲47銀△63金左▲87銀△73桂、が一例で互角の形勢。

図②、63手目▲79玉まで

初志貫徹で仕掛けたものの、形勢はずっと苦しいものになってしまった。
本譜は△61金打と受けに回ったが、これはチャンスを棒に振る悪手だった。
ここは△67成銀とすべきで、以下▲83桂成には△同玉▲71龍△88金▲同銀△35角▲68歩△同角成▲同金△同成銀▲同玉△56桂、から先手玉が詰むので後手勝ち。
また、▲47歩には△77成銀▲同桂△同角成▲88銀△67馬、が一例で後手優勢。

図③、79手目▲61龍まで

図②以降も形勢の入れ替わりがあったが、この局面は先手玉に即詰みが生じていて、後手勝ちになっていた。
そのための初手は△88角。以下、▲89玉△78銀▲98玉△87銀成▲同玉△77角成▲97玉△85桂▲98玉△86桂▲89玉△78成銀▲同金△同馬、まで。

実戦は△78銀から王手飛車をかけたものの、△61角と龍を取ったときに後手玉が詰んでしまい負け。

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