居飛車(中飛車左玉)対向かい飛車

自分が後手、戦型は居飛車(中飛車左玉)対向かい飛車。

図①、25手目▲76銀まで

最初は△44角型向かい飛車にする予定ではあったが、1筋の歩の位も取れたし、相手が向かい飛車に振りそうな駒組だったので左玉を採用。
本譜は△55歩とした。これは金銀を盛り上がっていって最終的に65の地点で駒をぶつける方針を考えていた。
ただ、その構想を実現するために手数がかかってしまったために相手に▲45桂からの反撃を与えてしまったであまり良くなかったかもしれない。

ここは△74歩から1歩交換しておき、△73桂と活用する方が良かった。
その後は△81飛から①△84歩▲同歩△85歩の筋で逆襲する、もしくは②△44銀~△55銀として角の利きで攻める、このような攻め筋を相手の陣形を見て選択することになる。

図②、43手目▲45桂まで

本譜は△44銀としたが、その位置に桂を残したままにするのは良くなかった。
ここは△62銀とすべきで、以下▲65歩△63金▲56歩△44歩▲55歩△43銀▲67銀△45歩▲同歩△13角▲54歩△33桂▲44歩△54銀▲56銀△79角成、が一例で後手有利。
銀引きは形が乱れるし、その後も後手を引く手が多いので指しにくいと思ったが、△44歩から桂を取りきれれば駒得の実利が大きい形だった。

図③、47手目▲68飛まで

図③の局面は一歩間違えれば相手の駒が捌けてしまうため、慎重な対応が大切な場面。
本譜は△73桂としたが、形の不安定さが解消されておらずあまり良くなかった。
ここは△66歩とすべきで、以下▲65銀△同金▲74歩△56歩▲同歩△67銀▲73歩成△同桂▲74歩△85桂▲86角△68銀成▲73歩成△88飛、が一例で難解な形勢。
対局中は△66歩に対して▲65銀△同金▲66角とされるのが嫌だったが、△45銀▲同歩△67歩▲同飛△76金という順があり、後手不満のない流れ。

実戦はその後、こちらの玉だけ終盤戦になってしまい、しかもと金で攻められる展開で受けがなくなり負け。

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