第49期ゆかなか順位戦A級 対よっちゃんイカさん

自分が後手、戦型は中飛車対超速2枚銀。

図①、39手目▲25飛まで

本譜は△24角としたが、角が質駒になってしまいあまり良くなかったかもしれない。
ここは△37角成とすべきで、以下▲57銀右△同飛成▲同銀△34銀▲54歩△45銀直▲29飛△38馬▲59飛△54銀▲11角成△37歩成▲21馬△65桂、が一例で難解な形勢。

図②、49手目▲46歩まで

本譜は△36と、としてと金の活用を目指したが、▲54歩からの先手の攻めも早く、少し勝ちづらい局面になっているかもしれない。
ここは△45銀とすべきで、以下▲同歩△48と▲35歩△58歩成▲同金上△同と▲同金△33桂▲27飛△35角、が一例で後手微有利。

図③、61手目▲62銀まで

図③から後手の攻めとしては△58銀や△67と~△58銀が考えられるが、どちらも▲24飛と角を取られると先手勝ちの局面だった。
ただ、実戦は角を取ってこなかったのでまだ勝負どころが残っていた。

図④、63手目▲61銀不成まで

本譜は△同銀としたが、ここは△67と、と王手をした方が良かった。
以下、▲同金△69銀不成▲同玉△61銀▲24飛△58銀▲79玉△71銀、が一例で難解な形勢。

図⑤、67手目▲63とまで

本譜は△67と、としたが、そこで▲88玉と逃げられていたら25の飛車の横利きが強力で、先手優勢な局面だった。
ここは△69銀不成とすべきで、以下▲同金△71金▲72と△同銀▲63銀△61銀打、が一例で千日手を見せて粘りに行くしかなかった。

図⑥、73手目▲58同玉まで

本譜は△66桂としたが、▲48玉と逃げられていたら△59角から追っても先手玉に詰みはなく、受けに回らないといけないのでは後手が苦しい局面だった。
ここは△36角とすべきで、以下▲47金△63角▲62歩△同銀▲同飛成△61金▲32龍△33桂▲24飛△同歩▲53金△74角▲56歩△88飛▲68歩△55桂▲同歩△38銀、が一例で後手有利。

図⑦、77手目▲39玉まで

図⑦の局面、もしくは△38歩▲29玉と進んだ局面で△71金と受けていたら先手は詰めろを続けられないと△25角成と飛車を取る手が厳しく、後手が有利になりそうな局面だった。
一例としては△71金▲72と△同銀▲63銀△25角成▲72銀成△同金▲63銀△48銀▲同玉△47銀▲39玉△37飛▲38歩△同飛成、まで先手玉が詰みで後手勝ち。

実戦はその後、局面は難解だったが持ち時間がなかったため負け。

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