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第58期ゆかなか順位戦A級 対おっきーさん

自分が後手、戦型は中飛車対超速持久戦。

図①、67手目▲56歩まで

本譜は△同歩としたが、▲53歩とされて桂銀交換を強要されてしまい良くなかった。
ここは△95歩とすべきで、以下▲同歩△66歩▲68飛△97歩▲同銀△85桂▲66飛△91飛、が一例で後手微有利。

図②、101手目▲97同桂まで

本譜は△96歩とさらに駒を足したが、少し過剰戦力で局面がわかりにくくなってしまい良くなかったかもしれない。
ここは△97香成とすべきで、以下▲同銀引△同香成▲同銀△96歩▲同銀△97歩▲88玉△96飛、が一例で後手優勢。
この辺りの攻め方は形を決めずに駒を足すより、交換してから△96歩~△97歩の筋で攻めた方が良かった。というのも、△85桂が王手で入れば相手玉は狭く、詰みも視野に入るからである。

図③、125手目▲97同玉まで

本譜は△86角と香を取ったが、これは相手玉が77に逃げれることをうっかりした悪手だった。
ここは△86銀とすべきで、以下▲同歩△85桂▲88玉△97銀▲99玉△98歩▲89玉△77桂打▲同金△同桂成、が一例で後手優勢。
やはり△85桂と打つことがこの形の急所で、77への逃げ道を封じることでかなり寄せやすくなっている。

実戦はその後、寄せが難しくなったことに加え、持ち時間もほぼ無くなりかけだったため投了。

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