中飛車対中飛車左穴熊

自分が先手、戦型は中飛車対中飛車左穴熊。

図①、52手目△84同歩まで

本譜の▲84同飛は自然な手ではあるが、△95角から駒を取り合う展開になるので、そうなると相手の穴熊の遠さが活きる展開になってしまうのであまり良くなかったかもしれない。
ここは▲36角とすべきで、以下△72角▲84飛△83歩▲89飛△35歩▲同銀△57歩成▲82歩△67と▲81歩成△同角▲83飛成△92角▲73龍△57歩▲同歩△同飛成▲14歩△同歩▲34桂△58銀▲13歩、が一例で先手有利。

図②、58手目△99馬まで

本譜は▲55香としたが、△同飛からあっさり2枚替えされてみると馬が手厚く、後手を引いて馬を消さないといけないのでは形勢不利になったと感じた。
ここはとにかく▲66角として馬を消すべきで、以下△同馬▲同歩△57歩成▲同歩△44香▲58金左△77角▲26桂△25銀▲45角、が一例で先手微有利。

図③、68手目△57桂まで

本譜は▲39金とした。△69桂成と金を取られるが成桂が少し離れるのでその間に自分の攻めを通そうという狙いだったが、相手が金を持ったために普通に受けることが出来てしまい、良くなかった。
ここは▲同歩と取るよりなく、以下△47香▲同銀△57歩成▲48香△47と▲同香△57角▲39角△同角成▲同金△56銀▲51飛成△47銀成▲48香△38香▲同金△同成銀▲同玉△51金▲同龍△41金打▲59龍、が一例で難解な形勢。

実戦はその後、何とか自分も反撃を試みるも穴熊の遠さが偉大過ぎて攻め合いにならず、かといって相手の攻めを受け切るのも無理だったため負け。

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