中飛車対こいなぎ流右玉

自分が後手、戦型は中飛車対こいなぎ流右玉。

図①、29手目▲77角まで

普段この形は△45歩~△56歩などで多少強引に仕掛けているところではあるが、相手もそれを警戒した駒組なので今回は△65歩から1歩交換するにとどめた。
ただ、その後の進行を考えるにその交換が得になったかどうか微妙なところがあるので、あまり良くなかったかもしれない。
ここは△51金左から駒組を進めるのが無難だった。
以下、▲29飛△62金左▲78金△63金▲86角△32飛▲95歩△同歩▲同香△93歩▲99飛△84歩、が一例で形勢は互角。

図②、83手目▲37同銀まで

本譜は△45銀としたが、ただでさえバラバラな陣形が悪化しているのであまり良くなかった。
ここは△56歩とすべきで、以下▲46銀△57歩成▲同金右△45銀▲56歩△36歩、が一例で難解な形勢。

図③、109手目▲76同金まで

本譜は△67銀から迫ったが、少し駒不足で先手玉が詰まず負けにしてしまった。
ここは△57成香とすべきで、以下▲同玉は△56銀から押していけばいいので▲78玉と逃げるが、△67成香▲同玉△56角▲57玉△67金▲48玉△47銀▲49玉△58金▲39玉△38銀成、が一例で先手玉に詰みがあり後手勝ちだった。

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