中飛車対後手超速2枚銀
自分が先手、戦型は中飛車対後手超速2枚銀。△44銀保留△73桂型。
ここまではまずまずの展開。
図①の局面は▲26歩が突いていなければ▲同香△同香▲26銀△11香▲17歩のような受けもあるが、今回の形ではそれができないのでぴったりした受けが分からなかった。
本譜は▲36銀として▲14歩から相手の香を狙う感じで指したが、そこで△16歩▲14歩の交換を入れてから△52飛とぶつけられていたら端攻めを抱えた状態での飛車交換になってしまうのであまり良くなかった。
ここは▲15同香とすべきで、以下△同香▲16歩△同香▲25銀△15香▲16銀△同香▲17歩△同香成▲同玉△86歩▲同角△88歩▲77桂△89歩成▲28玉△88と▲44歩△同角▲46香、が一例で難解な形勢。
本譜は▲同飛成と飛車交換に応じたが、△同金とした形が玉の逃げ道が広がっていることもあり良くなかった。
ここは▲53歩とすべきで、以下△57歩▲同飛△53銀▲56飛△54銀▲16飛△45銀▲55香△53香▲13歩成△12歩▲53香成△同金▲62銀△52飛▲73銀成△44金▲55歩、が一例で先手有利。
本譜は▲32飛成としたが、△58飛が厳しい1手で形勢を損ねてしまった。
ここは▲42同銀成とすべきで、以下△同金▲31角△41香▲59香△57歩▲同銀△58歩▲同香△69飛▲48玉△49銀▲46銀△58銀成▲同玉△29飛成▲42角成△同香▲39金打、が一例で難解な形勢。
実戦はその後、相手のミスで少しもつれたが、相手玉が見えない展開で正直勝ちづらい感じもあり、体感的にはそのまま押し切られた感じの強い1局だった。