中飛車対居飛車5筋対抗形
自分が後手、戦型は中飛車対居飛車5筋対抗形。
図①の局面はよくありそうな感じに見えて▲36歩が早々につかれているのが特徴。
それをチャンスと見て本譜は△55歩から仕掛けたが、思っていたほど形勢を良くするものではなく、将棋の序盤の奥深さについて考えさせられた。
本譜の△33桂は相手に▲77銀とされていたら両取りの筋を消されつつ、▲66銀と中央を厚くする手も見ているので先手有利に進みそうだった。
ここは△55角とすべきで、以下▲77角△28角成▲同銀△22銀▲37桂△32金▲16歩△14歩▲78玉△33桂、が一例で難解な形勢。
本譜は△37同桂成としたが、ここは△37同桂不成として金に当てた方が相手の手を限定できて良かった。
以下▲15角△42桂▲32飛成△同銀▲37角△27角▲38銀△36角成▲15角△24歩、が一例で難解な形勢。
実戦はその後、△57桂不成と両取りをかけたときに▲53歩と抑えられてしまったのが痛く、こちらの攻めを利用して玉頭からの攻めを決められて負け。