中飛車対へな急
自分が先手、戦型は中飛車対へな急。
本譜は▲36飛とした。この手自体はそれほど悪手というわけではないが、ここはそれより活用したい駒があった。
それが▲77桂。
対局中は△65歩が気になっていたが、▲39角△55銀▲36飛と進んだ局面は▲75歩からの桂頭攻めがあるため、形勢は互角だった。
本譜は▲54歩△79角成▲61飛△78馬▲64飛成と進んだが、△63金打とされて龍の逃げ場が難しく形勢を損ねてしまった。
▲64飛成と銀を取るところでは、まだしも▲26飛としなければならなかった。
また、図②の局面では▲88角と受けに回るのも有力。
△68角成には▲79歩とすれば相手も簡単に駒を拾えないので本譜より攻めの継続が難しくなっている。
▲88角以下、△66歩▲同飛△65銀▲86飛△68角成▲77銀△85歩▲96飛△67馬▲61飛、が一例で難解な形勢。
実戦はその後、自陣に引いた龍がいまいち働かなかったのに加え、相手の端攻めが痛く、攻めを決められて負け。