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中飛車対三間飛車

自分が先手、戦型は中飛車対三間飛車の相振り。

図①、14手目△72玉まで

相振り飛車は毎回序盤の方針に悩みながら指しているが、△35歩突き越し型で角がにらみ合っているときは角交換する、という方針で決めた方がいいかもしれない。実戦のように▲66角型を目指すのは相手が角道を止めてきた場合に使い分ける感じ。

図②、38手目△73銀まで

本譜は▲46歩としたが、△13角とされた時に狙われる位置だし、後の争点を作る手なのであまり良くなかったかもしれない。
ここは一旦▲39玉とすべきで、以下△15歩▲77桂△75歩▲65歩△74金▲68飛△76歩▲64歩△62金▲85桂△同金▲74歩△84銀(△同銀には▲65銀)▲54歩△同飛▲63歩成△同金▲65銀、が一例で先手微有利。
自分の攻めもギリギリではあるが、自玉が安全なので多少の駒損でも繋がれば問題ない。

図③、60手目△49銀まで

本譜は▲98飛としたが、これは踏み込みを欠いた弱気な1手だった。
ここは▲91角成とすべきで、以下△73銀▲36香△35歩▲同金△同角▲98飛△25金▲48金△36金▲同歩△79角成▲35金△同飛▲同歩△71金▲49金、が一例で先手優勢。
手順中、仮に飛車を取られたとしても結局▲36香が厳しいので先手有利に変わりなし。

図④、74手目△24同角まで

本譜は▲21飛としたが、何もしなくても△46角と切ってきそうな局面なので、あまり良い手ではなかった。
ここは▲41飛とすべきで、以下△35銀▲71金△63玉▲35金△同角▲46歩△57金▲43銀、が一例で先手有利。
▲41飛の方が良い点の一つに、この手順のように中央に逃げてきた相手玉を攻めれる点がある。
本譜の飛車の位置だと△63玉に対して有効な攻めが少なく、▲71金の王手をためらってしまった。

図⑤、94手目△35桂まで

本譜は▲65銀として、上部を抑えてから▲63銀と攻める手を狙ったが、実戦のように△82玉と逃げられた時に▲65銀の1手があまり意味のない手になってしまい良くなかった。
ここは▲63銀とすべきで、以下△同金左なら▲同歩成△同玉▲69香△68銀▲同香△同馬▲64歩、が一例で先手優勢。また、△73玉なら▲52銀不成△同金▲61龍、が一例で先手優勢。

実戦の手順は飛車を取られた時に相手玉が詰むと思っての踏み込みだったが、思ったより相手玉が広く詰みがなかったため負けになってしまった。

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