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中飛車対向かい飛車

自分が後手、戦型は中飛車対向かい飛車の相振り。

図①、65手目▲85歩まで

本譜は△85同歩としたが、そこで▲17香と手を戻されていたら相手からもいつでも▲85桂から攻め合える形なので少し相手ペースだったかもしれない。
ここは△15香とすべきで、以下▲84歩△18歩成▲同香△17歩▲同香△同香成▲同桂△88歩▲同飛△16歩▲83香△92玉、が一例で後手微有利。

図②、79手目▲37玉まで

本譜は△28と、とした。と金を捨てるのは惜しいが、攻めをスピードアップさせて攻め合い勝ちを目指したつもりだった。
だが、29の桂が残っていることにより▲17歩と飛車の侵入を防がれてみると案外こちらに早い攻めがなく、難しい局面になっていた。

ここは△29と、とすべきで、以下▲15香△同飛▲63銀△39と▲同飛△63金上▲同歩成△28銀▲48玉(▲同玉は△17飛成から詰み)△39銀不成▲同玉△63金、が一例で後手有利。

図③、111手目▲66同玉まで

本譜は△76金▲同銀△58龍と進んだが、金を取った局面が意外に寄せが難しく、あまり良くなかった。
ここは△58龍とすべきで、以下▲同銀とすると△76金から先手玉が詰んでしまうので▲84歩と攻め合いを目指してくるが、△39角▲57香△74銀▲65銀打△67龍▲同玉△76銀▲同銀△66歩▲同玉△76歩、が一例で後手優勢。

図④、117手目▲57香まで

図④の局面は少し駒がごちゃっとしていて、対局中は何が急所なのかわからなかった。
ここは△49龍と桂を取るべきだった。
以下▲同飛とすると△74桂から寄るので▲74桂とするが、△同金▲63金△64金▲同金△89龍▲63金打△同金▲同金△74桂▲65玉△73金▲64歩△61香、が一例で後手優勢。

実戦はその後、相手玉の寄せを見て△73同桂とした手が良くなく、的確に反撃を決められて負け。

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