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ダイレクト向かい飛車

自分が後手、戦型はダイレクト向かい飛車。

図①、31手目▲77桂まで

序盤相手がこちらの逆棒銀を警戒する駒組をしてきたので、じっくりした展開に。
本譜は△61金としたが、後に木村美濃に組み替えたことを考えると金引きは1手パスになってしまった。

図②、47手目▲89飛まで

本譜は△62金左としたが、少し大人しすぎたし、その後の金冠への組み換えをした手がかなり危険な手だったためそこで将棋が終わっていてもおかしくなかった。
ここは△24歩とすべきで、以下▲95歩△同歩▲24歩△同飛▲94歩△33桂▲95香△92歩▲27歩△35歩、が一例で難解な形勢。

図③、131手目▲34馬まで

本譜は△54飛から飛車を逃げ回ってしまったが、勝負に行くとしたらここだった。
ここで△36歩とする勝負手があった。
以下、▲同銀△25桂▲29桂△47角▲45馬△48歩▲同金△29角成▲46馬△56馬▲同馬△44桂▲55馬△同飛▲64角△73角、が一例で難解な形勢。

図④、153手目▲29桂まで

完全に受け切られそうな流れだったが、この局面は一瞬難しくなっていた。
ここは△68歩成とすべきで、以下▲78金とすると△58歩成▲同歩△78歩成とした局面が△48歩からの詰めろになっているので飛車を逃げる余裕がなくなってしまうので、△68歩成に対して▲37桂とするが、△67角成▲48玉△37歩成▲同金△25桂▲44馬△58歩成▲同歩△同と▲38玉△57馬、が一例で難解な形勢。

実戦はその勝負手を逃してしまったため、そのまま負け。

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