中飛車対居飛車穴熊
自分が後手、戦型は中飛車対居飛車穴熊。

こちらの仕掛けに対する相手の応手が良くなく、図①の局面は後手有利。
本譜は△49飛としたが、飛車を打つ前に相手陣の金銀の乱した方が良かった。
その一手が△67歩。以下▲同金直△28飛▲79飛△85桂▲56銀△66歩▲68金引△96歩▲同歩△97歩▲同桂△同桂成▲同香△84桂、が一例で後手有利。

本譜は△88角成と角を切って攻めたが、少し無理攻めになってしまった。
ここは△44角とすべきで、以下▲64桂△同銀▲同角△63銀打▲53歩△62金寄▲55銀△64銀▲同銀△51歩、が一例で後手有利。

図③の▲53桂は少し無理な手だったようだ。
こういう形は大抵次に▲61桂成△同銀▲81金△同玉▲61龍と進めば寄り筋としたものだが、今回は63に銀がいるので▲61龍に△71金と弾けるのが大きい。
なので本譜は△51歩と受けに回ってしまったが、ここは△88銀不成と攻めるべきだった。
以下、▲同玉△67歩▲61桂成△同銀▲69金△48龍▲58金打△同龍▲同金△66桂、が一例で後手有利。
実戦はその後、相手玉がゼットになってしまい良くて千日手の局面になってしまったが、それでも攻めの手を指してしまったために詰まされて負け。