第49期ゆかなか順位戦A級 対なかなかなかなかなかさん

自分が後手、戦型は向かい飛車対三間飛車の相振り。

図①、41手目▲26同歩まで

本譜は△27歩から攻めていったが、歩切れの攻めなので思った以上に攻めの継続が難しい局面だった。
ここは△69角とすべきで、以下▲68飛には△27歩が厳しいので▲48飛だが、△42金▲34角成△26銀▲27歩△37歩▲26歩△38歩成▲同金△33金▲25馬△24銀▲36馬△87角成▲66銀△25歩▲37金△76馬▲58馬△34金、が一例で後手有利。

図②、51手目▲17飛まで

本譜は△27銀打としたが、飛車は取れたものの歩切れなので難しい局面だった。
ここは△15歩とすべきで、以下▲同歩△同香▲同飛(▲16歩は△27歩が厳しい)△26飛▲39玉△47銀打、が一例で先手の受けが意外と難しく後手有利。

図③、65手目▲44角まで

本譜は△33金としたが、そこで▲54角成とされていたら馬が手厚く寄せ切るのはかなり難しい局面だった。
ここは△26香とすべきで、以下▲同銀△35歩▲同角△28金▲36玉△38龍▲37歩△52金、が一例で後手優勢。

図④、69手目▲33角成まで

自然なのは△同桂だが、▲49金とされた時の対処がわからなかったので、本譜は△26香から攻めていった。ただ、▲44馬と逃げられてしまい、攻め駒不足の感じがあり難しい局面だった。
ここは△33同桂とすべきで、以下▲49金△同龍▲同銀△47角▲35飛△42金▲62金△同金▲38銀打△43金▲47銀△44角、が一例で後手優勢。

実戦はその後、△24銀と抑えた手に対して▲37金と受けられていたらまだ難しい局面だったが、別の手を指してきたので相手玉を即詰みに討ち取って勝ち。

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