中飛車対早め▲66銀

自分が後手、戦型は中飛車対早め▲66銀。

図①、33手目▲77歩まで

本譜は△65銀としたが、▲同銀△同歩と進んでみるといつでも▲76歩とすれば角を活用できるので、銀を手持ちにした得以上に損だった。
ここは△85銀とすべきで、以下▲46銀△74歩▲24歩△同歩▲76歩△同銀▲35歩△同歩▲同銀△65歩、が一例で難解な形勢。

図②、45手目▲24歩まで

本譜は△24同歩としたが、もともと不利な局面でこんな手まで利かされていたらもっと不利になるのは当たり前だった。
ここはせめて△56歩としなければならないところで、以下▲同歩△同飛▲44角△76飛▲77歩△74飛▲11角成△34飛▲23歩成△27歩▲同飛△38銀▲26飛△49銀不成▲32と△58銀成▲同金△32金、が一例で先手有利だが本譜よりも難しい展開だった。

図③、73手目▲33角まで

直前の△78金の勝負手が通ったことでこの局面は実は後手優勢になっていた。
本譜は△87金とした。金をとられながら馬を作られるよりまし、という判断だったが、ここは△99金と香を取った方が良かった。
以下、▲51角成には△68角▲77銀△84香で後手勝ちなので▲99同角成とするが、△95歩▲85金△84香▲75歩△85香▲76玉△63金、が一例で後手優勢。

実戦はその後、駒を渡さずにじっくり攻めていればまだ難しい局面が続いていたが、焦って寄せに行ってしまったために、相手に駒だけ渡した結果になってしまい形勢を悪くしてしまった。
そこから慌てて受けに回っても当然受け切れるわけもなく、そのまま負け。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?