中飛車対5筋対抗形

自分が先手、戦型は中飛車対5筋対抗形。

図①、32手目△64歩まで

ここまでの形勢は互角だが、ここからどう攻めの構想を練るのかが問題。
本譜は▲63角から馬を作ることを目的に指し手を進めたが、作った馬の働きがあまり良くなく、ダメだったかもしれない。
ここは▲58金左とするのが良さそう。
以下、△42金直▲89飛△45歩▲86歩△78角▲88飛△69角成▲85歩△79馬▲86飛△22玉▲57銀△12香▲75歩、が一例で形勢は互角。

図②、40手目△56歩まで

本譜は▲78金として、飛車が動いた後の△88角を防いだが△54銀から中央を手厚くされてしまい、形勢を損ねてしまった。
ここは▲55銀とすべきで、以下△52金▲27角成△72角▲同馬△同飛▲27角△63角▲同角成△同金▲66歩、が一例で形勢は互角。

図③、46手目△45銀右まで

本譜は▲55銀として、次に▲63馬~▲46歩のような手を狙いにしようとしたが、△33角が思いのほか痛く、形勢を損ねてしまった。
ここは▲46歩とすべきで、以下△54銀▲56飛△53金上▲68金△24歩▲75歩△25歩▲同歩△33桂▲24歩△26歩▲39玉、が一例で後手微有利。

図④、50手目△36歩まで

本譜は▲同歩としたが、△24角が厳しい1手で後手優勢な局面になってしまった。
ここも▲46歩とすべきで、以下△37歩成▲同桂△46銀▲56飛△36歩▲46飛△37歩成▲同銀△45桂▲36銀△62飛▲45銀△同銀▲同飛△64飛▲35桂、が一例で難解な形勢。

実戦はその後、と金でじわじわ攻められてしまい、最後は△12玉の早逃げで手を稼がれてしまい負け。

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