「押し殺した本音と私のこれから」
自分の本音を押し殺して選んだ結婚――それは、結婚後も続きました。本当の気持ちに蓋をして、夫を好きだと自分に言い聞かせるようにして過ごしてきた結婚生活。
しかし、どうしても心の奥底で湧き上がる『やっぱり好きじゃない』という感情が消えることは無かった。
そのせいか、夫を友人に紹介することや、一緒にどこかに出かけることすら嫌だった!
それでも生活は続き、子供が生まれてからは私の気持ちは全て子供に向かった!
子供は私にとってかけがえのない存在
子供に愛情を注ぐことで心の隙間を埋めようとしていたのかも…
子供の愛情だけが、何の条件もなく私を癒し、満たしてくれた時間でした。
しかし、子供の成長と共に、周りには『ママ友』という特殊な人間関係が生まれる。
人と接すること自体は嫌いではありませんし、コミュニケーションも得意な方です。
それでも、ママ友という独特の関係性は私にとって負担が大きくて…
心から気を許せる友人ができた一方で、無理をして付き合う人間関係も多々ありました。
時折、価値観の違いや子供の関係性にまつわる意見に納得がいかないこともあった。
しかし、その場で反論することはせず、『我慢していれば丸く収まる』という感覚で、自分の感情を押し殺してきました。
そうすることで場の空気を乱さないようにしていたのです。
ただ、数年経った今、当時我慢していたことに対する悔しさや後悔が胸に浮かび上がるようになる。
当時は自分を納得させることで場を保とうとしていましたが、今では『もっと自分の気持ちを大切にしてもよかったのではないか』という思いが強くなる
その問いに向き合うことは怖くもありましたが、今、私は自分らしさを取り戻すための第一歩を踏み出そうとしてる。
これまでの人生を否定するのではなく、そこにある感情や経験を大切にしながら、新しい自分を見つける旅を始めます。
この旅の先には、もっと自分を好きになれる未来が待っていると信じて。
これまで、自分を押し殺して生きてきた過去に気付き始めた今、これからはどうすればもっと自分らしく生きられるのか、模索していきたいと思っています。」