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【ベトナム縦断記#2】ぼっちで挑む格安ハロン湾ツアー

ベトナム縦断旅(ハノイ編)の2日目
前回のはこちらから

2日目:ぼっちで挑むハロン湾ツアー卍

2日目はハロン湾ツアーに参加する
大前提、自分はツアーというものが嫌いだ
大体ツアーというのは友達orカップルor家族で参加するものであり、1人で参加する勇者は必然的にマイノリティとなる
そして何より1人旅なのにツアーに参加したらせっかくの自由が失われてしまう

しかし中にはツアーでないと行けない場所や体験できないアクティビティがあるのも事実だ
このハロン湾もそれに当たる
ハノイに訪れる人の9割が訪れるという世界遺産ハロン湾
ここを無視するわけにもいかず、ぼっちで参戦することになった

費用は昼食込みで6500円ほど
日本語のツアーは3000円ほど高かったので、英語でのツアーに参加した

しかし、いざ行ってみるとなぜか日本人がめちゃくちゃ多い
多くのjapapneseの中にも一人でツアーに参戦する強い侍魂をもった人は(自分を除いて)存在するはずもなく、中々気まずい

ハロン湾まではハノイから3時間ほどで、マイクロバスで移動する
隣の方は身長が190cm以上ある、アフリカ系の方で移動中はずっと半ケツ状態だった

フィジカル負けするjapapnese

ケツが悲鳴をあげて3時間
ようやくハロン港に到着する
ここからはフェリーに乗ってハロン湾を目指す
昼食はフェリー内で知らない人たちと相席で食べる
中々気まずいが、同じ卓に日本人がいなかったことが助かった

魚メイン

昼食を食べ終わると、ゴツゴツした岩が見えてきた
どうやらお目当てのハロン湾らしい
穏やかな海に大小2,000以上の奇岩が突き出し、龍が登る場所と伝えられている

「キングコングの世界みたいやな〜」
そんなことを思っていたが、どうやら本当にここでロケが行われていたそうだ

キングコングが出てきそう

フェリーは一時停止し、バンブーボートかカヌーでハロン湾を探索
カヌーは2人乗りなので、選択肢はボートしかない

30分ほどボートに乗って、フェリーに戻ると、次は洞窟探索
ガイドさんが「この岩は〜の動物の形に似ている」みたいな話をしているが、TOEIC550点の英語力ではほとんど聞き取れない
洞窟自体もそこまで感動はなかった

山口の秋芳洞と大差ない

このあとはハロン湾の景色を一望できる丘に登るのかと思ったが、今回のツアーでは含まれていなかった(多くのYouTubeで紹介されているツアーにはそれが含まれていた)

少し消化不良だが、格安ツアーなので仕方がない
引き続き、半ケツ状態でハロン湾からハノイに帰還
すっかり日が沈んでいたので、近くにあった屋台で夜ご飯にブンチャーを頂く
コスパという面ではブンチャーが、ベトナム料理の中で最強だと思う
上手い

これだけの量で300円

3日目:死者蘇生

3日目の朝、これがハノイ最終日となる
まずはホーチミン廟に向かう
名前の通り、ベトナムを独立に導いたホーチミンの遺体が安置されている
ホーチミンは死に際に「自分を神格化しないように」と言ったそうだが、その遺言はこの立派な建物が示しているようにすっかり無視されたようである
レーニンといい、ホーチミンといい社会主義国は死者をあの世へは送りたくないらしい

ネットでは2時間くらい並ぶと書かれてあったが、30分くらいで中に入れた
もちろん中は撮影禁止

人の死体を見るのは親族以外だと初めてだった(当然といえば当然か)
少し緊張に近しいような感覚があったが、肝心のホーチミンは非常に綺麗な状況で眠っていた
予想外だったのは身長が思ったよりも低く、かなりおじいちゃんだったこと
若い頃の写真のイメージが強かったのでそう感じたのだと思う

ホーチミン

まだ午前9時くらい
ハノイ有数の映えスポットとされるトレインストリートに向かう
名前の通り、線路沿いにカフェなどが並ぶストリートである

確かに映えてる

ここが凄いのが本当に電車が通行しているところ
体感数cmの近さで電車が通る
これは日本で体験できない

黄色の線を超えたらアウト

しかしこんな素晴らしい場所でも残念なやつは存在する
ココナッツコーヒーを飲んだ後に、会計で50000ドン(300円)を払おうとした時、店員が「これだよ」と言って自分の財布から紙幣を抜き取った
おそらくだが、50000ドンでなく500000ドン(3000円)を抜き取っている

もちろん確証はないが、ベトナムでは観光客を狙って50000ドンではなく500000ドンを取る詐欺が横行しているのだという

ドンドンと、うるさくて申し訳ない
ただ、そもそもの問題として、ベトナム紙幣は桁が大きすぎる
そして50000ドンと500000ドンが同じ色というのがややこしく、またベトナムの紙幣は全てホーチミンというのもこれもまた詐欺を誘発している
これもホーチミンが不滅であることの少ない弊害か

そんな2700円詐欺られていることも知らない、当時の俺は、昼食はいつもどおりフォーを啜り、ロンビエン橋に向かった
ロンビエン橋とはフランス統治時代に作られた橋であり、エッフェル塔に似てるかとか似てないとか

ロンビエン橋が羨望できる近くのカフェでビールを頂く
一瓶500〜600円くらいでベトナムにしたら高めだったと思うが、この景色を考えたら安い
この時はとにかく暑かった記憶がある

ロンビエン橋
店名は最後に記しておく

ベトナムはとにかく日差しが強い
今日はハノイ最終日なので、気怠い体を引きずって定番のホアンキエム湖に行く
ホアンキエム湖に浮かぶ寺では、とあることから亀が伝説として祀られている

寺自体に目新しいところはないが、寺内には立派な巨大スッポンの剥製が展示されていた
伝説では亀で、展示されているのはスッポン
よく分からないが、ここでは立ち入らないでおく

巨大スッポン

自分にとって旅の中で飯の重要性は非常に高い
どうせならその土地でしか食べられないものを食べたい
ということで夜は日本では中々お目にかかれないカエルを頂く

向かったのが、超ローカル店でメニューは全てベトナム語だったが、カエル店なので何を頼んでも基本カエルなのは助かった
もちろん食べるのは人生初
味は完全に淡白な白身魚だった

つまり味付けさえしっかりすれば、全然美味しい
これから何かのきっかけで山で遭難した際にカエルを見つけたら、喜んで食べていきたい

カエルと玉ねぎの甘辛炒め

これにてハノイ編は終了になる
ハノイについては丸2日歩き回ったが、とにかくカオスとしか形容のしようがない
中国、フランスと言った他国の文化が入り混じり、猥雑で、大量のバイクが排気ガスを存分に排出しながらも緑は多いという…
何とも不思議な都市だ

東京のようなコンクリートシティに比べて自己主張の強く、学校のクラス内だと勝手に制服を改造するようなアイツみたいな、そんな印象を受ける

そんなハノイに訪れた記憶も今では過去になりつつある
ハノイの街並みに思いを馳せながら、3日目は中国の国境沿いにある天空都市サパに向かった

いかがだっただろうか
ベトナム縦断旅もまだまだ続くので良かったらスキ、フォロー、コメント等是非

では!

#3はこちらから

ロンビエン橋が羨望できるおすすめのカフェ

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TJ
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