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雑記231006

今日は、「残業減らせ」って言うんじゃなくて、「残業減らしたいんだけど」って言うべきという話。

過労死のニュースが過熱してたのももう少し昔のように感じるけど、着々と法の整備は進んでいるわけです。
また、コロナ禍や円安のせいで日本全体で見れば多くの会社の経営状況が芳しくないのではとも思う。
だからこそ、うちの職場でも残業すんなよ!という声掛けをよくされる。

ただ、残業するなと言えば残業が減るのであれば簡単だけど、それってダラダラと残業手当目当てで残業してた社員にしか効き目はないのです。
(そういう社員ほど生活が掛かってるから無理にでも残業をつくるかもしれないけど)

そもそも、コロナ禍での働き方や男性の育児家事参加への積極的なキャンペーンもあって、残業したいと思う人は格段に減っていると思う。
それでも残らなきゃいけない、という状況になっているのは、もはや本人の意識で時短できる話ではないと感じるのです。

じゃあ、どうすれば残業が減るのか、ということなんだけど、僕の答えとしては、上司が残業を減らすためには上司自らが動くのが最適解なんじゃないかと思います。

まず、なんで残業するかといえば、業務が定時までに終わらないから。
なんで業務が終わらないかというと、ここからは枝分かれして3パターンあると思うのです。
 ①業務が過多
 ②無駄な時間が過多
 ③時間的な猶予が過小
ここからは、この3パターンの説明と上司の動き方を話していきます。

まず、①は業務が過多。
これは、シンプルに上司の事務配分が下手くそで偏っているというケースもありますが、その他に必要以上のクオリティを求めていないか、というのも踏まえる必要があります。例えば、相手からそこまで求められていないのに本人の趣味のような質の高さを追求していないか。やらなくていい仕事を作り出しているケース。これは上司が求めている場合も部下が自ら作り出している可能性、どちらもあると思います。そんなプルジットなタスクを削除するのは、上司の役割ですよね。

②の無駄な時間が過多。
真っ先には無駄話が思い浮かぶかもです。無駄な世間話ばかりして手を動かさない人ってなぜか未だに多いですよね。ただ、僕個人はたわいの無い会話からアイディアや相手との関係性が生まれると感じているので、減らしすぎるのはどうかとも思います。そんな中、僕が最も減らすべきと思うのは質の低い会議と迷っている時間です。質の低い会議、とは結論を出さない、判断しない、次のステップへ進まない会議のことです。ブレストを目的としているなら別として、わざわざ時間を割いて集まって、ダラダラと結論の出ない会議をするのって心底意味がないと思うんですよね。そんな会議を開いてしまった責任は誰にあるかといえば、会議中に上手くコントロール出来なかった上司(加えて、そんな会議を部下に設けさせてしまった責も上司)にあると思います。

③は、先の2つが業務量や時間の無駄を省いて、限られてたコスト(労力と時間)を守ろうというのとは少し違います。例えば、夕方4時くらいに明日の朝までにある資料の完成が必要になった、となれば残業確定ですよね。じゃあそれってどう回避できるのかって話ですけど、そもそ定時外の作業ありきで頼んでくるなよ、と断ればいいのです。上司から言われたら、「なんで残業ありき?どんなスケジュール感覚してるの?」と断ればいいだけです。もし相手方から言われたら、相手に対しても同様です。そういうタイミングで頼んでくる人に限って、自分はちゃっかり定時で退社してたりするものです。なので、上司はそんな指示をしないし、外から舞い込んできても断る対応をしてあげるべきと考えます。

以上が3パターンにおける上司の動き方です。僕は最初に上司が動くのが最適解、と書きましたが、むしろ上司でしか達成できない、唯一無二な解答とも言えると思っています。
部下から声をあげて①〜③の改善に向けて動くことは出来ますが、結局はそれも上司の協力なくしては遂行できないのです。

残業が減らない、と投げている上司がもしいたとすれば、原因はその上司本人にあると、僕は思います。
残業を減らせ!と部下へ叱咤するのではなく、「残業減らしたいんだけど」から始まり、①〜③の提案をしていくべきと思います。

ということで(少し愚痴みたいになったけど)、今日は残業を減らすには兎にも角にも上司という話でした。

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