(追記)息子 二十歳になりました🎂
2004年8月26日、私の体からこの世に我が子を産み落とした日。
息子は亡き夫が臍の緒を切って、この世に独り立ちしました。
あの感触、あの時感じた想い、感動。
初めてこの世に生まれたばかりの我が子を胸に抱いた時の重み。
私は死ぬまで忘れることはありません。
あれから20年の年月が過ぎました。
今年の夏休みは長期間帰省していた息子。
二十歳の誕生日は我が家で過ごすことにしていたので、絶対に連れていきたかったフレンチレストランでお祝いするはずでした。
しかし・・・
台風の影響で誕生日当日に関西へ帰ることに。
とうことで、前日に実家の母と3人で急遽お祝いしました。
ケーキがない!
慌てて近くのケーキ屋さんでショートケーキを2つ買いました。
(お腹がいっぱいだったので)
「ろうそくは20本立てたい!!」というリクエストに応え、ろうそくを20本購入し(最近はろうそくは購入しないといけないんですね。びっくり)、小さなケーキに所狭しさしました。そして火をつけてハッピーバースデー♪(火事になりそうでした)
20本のろうそく。一息で吹き消しました。
もう大人ですからね。
いつも父もいれて4人でお祝いしていました。
でも今父は寝たきりで入院しているので不在。
ということで、翌日の誕生日に3人で父に面会しました。
最近は目を開けることもあまりないのですが、息子の声が聞こえるとうっすら目を開けて反応しました。
「二十歳になったよ~」
うなづいていたのでわかったのでしょう。
理解ができているとわかったので、安心しました。
20年。本当にあっという間でした。
でも、いつも息子のように一緒にいてくれた父がもう会話ができない姿を見て、こんなに年月が過ぎたんだなと改めて思いました。
「おめでとう」と言いたかっただろうなぁ。
父は92歳。いつも全力で一緒に遊んでくれていました。
息子にとっても父親代わり。
いつも私が仕事でいない休日は父が色んな所へ車で連れて行ってくれていて、それが楽しかったそうです。
改めて、両親に感謝です。
この子が私の人生に彩りをくれました。本当に感謝しています。
前日、2人で福岡へ買い物に行きました。
最近は2人で買い物へ行くと決まってフレグランスコーナーへ行って、2人でいろんな香りをかぐのが楽しみです。
おそろいのフレグランスを買いました。
前日は久々のサッカー観戦。こうして出かけると非日常の中で普段できない会話が生まれるのが楽しみなのです。
今回も息子の想いをいろいろ聞くことができました。
一番嬉しかったのは、「将来結婚したい」ということ「子どもをたくさん、4人ほしい」ということ。
「周りは結婚は面倒くさいっていうけど、結婚したいと思うんだよね。」と。
「なんで?」と聞いたらはぐらかされましたが、母と二人家族で寂しいからにぎやかな家庭を築きたいのか、母と二人でも家族が楽しかったから結婚したい思っているのか。どちらにしても嬉しかったし、ホッとしました。
私は孫に会えるのが楽しみです!
そして今回はお父さんを連れて帰りました。
そう、位牌を持ち帰ったのです。
ついに私の元からいなくなった亡き夫。
成人した息子を死ぬまで見守ってくれることでしょう。
私もこれで随分と肩の荷が降りた気がします。
息子らしい人生を送ってほしい。
希望に満ちた人生に幸あれ。
二十歳の誕生日、心からおめでとう。
私たちの元へ生まれてきてくれて、本当にありがとう。
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