キャリア支援の形

先日職業講話を行った中学校からお礼状が届きました。
先生からのお礼状にはこんな言葉が添えられていました。

貴重な体験談はすべてが新鮮で、生徒たちはよい刺激や学びになりました。
生徒たちは講話の中で出された宿題を必死に考えながら、自分自身としっかり向き合っていました。

生徒たちのお礼の手紙の一部が同封されていました。
私が出した宿題は

「どんなことをしている自分が好きですか。3つ考えてください」

将来の夢は何?と大人は当たり前に子どもに聞きますが、少しずつ現実が見えてくると幼少時代の夢と現実の乖離に気づいたり、人に伝えるのが恥ずかしくなったり、そもそも夢を描けなかったり。
夢がないのはダメなことなのかな?と自信を無くす場合もあるかと思います。

私自身、アナウンサーになりたかったけど、だんだん現実が見えてきて人に言えなくなっていましたから。

夢がある人はその夢に向かって頑張ってほしい。
夢がないことは悪いことではない。むしろ自然なこと。
そんな時はどんな大人になりたいか、どんなことをしている自分が好きか、何が好きか、そういうことから考えてみたらどうかな?と伝えました。

胸にしまっていた夢にやっぱり挑戦してみたい思った人。
自分の好きなことに気づいた人。
夢に向かって全力で頑張りたい人。

皆さんそれぞれにしっかりと宿題と向き合い、気持ちの変化があったようで、とても嬉しかったです。

働く大人へのキャリア支援しか考えていなかった私は、こういう形の支援もあるんだと気づかされました。
むしろ、大事ですね。
キャリア支援には形は無数にある、枠を取っ払ってみると、色んなアイデアが湧いてきました。

そして私がしたいことはキャリア相談を受けたりセミナーの登壇ももちろんだけど、

「対話を通じて自信を取り戻し、一歩踏み出せるような関わりをしたい」ということに気づきました。


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