見出し画像

在留カードの見方【外国人雇用前に必ず確認しよう!】

在留カードは、外国人にとって日本での生活を支える「生命線」とも言える大切な身分証明書です。
では、このカードにはどのような情報が記載され、どこに注目して確認すれば良いのでしょうか?

確認すべき8個のポイント

①氏名
原則ローマ字表記ですが、漢字を使う方の場合は漢字の併記も可能です。
ただし、ここには「通称名」は記載されません。
➁住居地
現在の住所です。変更があった場合、裏面に新しい住所が記載されます。
③在留資格
どの在留資格で滞在しているかが分かります。
🔶④就労制限の有無🔶
就労制限については、次のように記載されます。それぞれ何を意味するのか見ていきましょう。

「就労制限なし」
その名の通り、どんな仕事でも制限なく就労できます。
外国人の中でも最も自由度が高い働き方が可能です。
「在留資格に基づく就労活動のみ可」
在留資格で定められた職種に限定されます。例えば、エンジニアや通訳など、資格ごとに認められた活動内容が決まっています。
「指定書により指定された就労活動のみ可」
在留資格「特定活動,特定技能」の場合、指定書にできる活動が記されます。
在留カードだけでなく、指定書(パスポートに添付)も必ず確認する必要があります。
「就労不可」
原則として就労が認められていません。
ただし、⑦の資格外活動許可欄に記載される内容によっては、アルバイトなど特定の条件下で働ける可能性があります。必ず裏面を確認してください。

🔶⑤在留期間🔶
在留カードには在留期間の満了日が記載されています。
この日までは日本に滞在できますが、満了日を過ぎると不法滞在となるため注意が必要です。

⑥住所
住居地に変更があった場合、この場所に新しい住所が記載されます。
🔶⑦資格外活動許可欄🔶
「就労不可」の場合でも、次の記載があれば就労できます。

「許可:原則週28時間以内・風俗営業等の従事を除く」
アルバイトできますが、勤務先が複数ある場合でも、合計の労働時間が週28時間を超えてはいけません。
「許可:資格外活動許可書に記載された範囲内の活動」
この場合、資格外活動許可書を確認する必要があります。
記載された範囲内でのみ働くことが許されているため、慎重な対応が求められます。

⑧申請欄
在留期間の更新許可を申請中、または在留資格の変更許可を申請中であれば、この欄にその旨が記載されています。
この場合、満了日から2か月間、または申請結果が出るまでの間は現在の在留資格で滞在が認められます。


いいなと思ったら応援しよう!