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【就活コラム】体育会学生のエピソード

体育会学生で企業に評価をされるのは、知名度や実績のある選手だけではありません。レギュラーの選手ではなくても、またチームを支えるマネージャーでも企業は評価をします。

■体育会学生エピソード1
大学の先輩で、元読売テレビ取締役報道局長のSさんの息子は、未経験ながら何度も日本一に輝いている関西の名門アメリカンフットボール部の門を叩きました。しかし、練習中の事故で生死に関わる大ケガをしました。幸いにもケガからは回復しましたが、選手は引退する決断をしました。

その学生はクラブを退部せず、その後はスタッフとしてチームを支えることになりました。仕事はチームと関係のある企業担当者との交渉役です。社会経験のない学生が、経験豊富なビジネスパーソンと対等に交渉力を発揮することは難しく、苦労やトラブルもありました。

しかし、一般の学生があまり経験できない仕事を通じて交渉力・折衝力・調整力に磨きを掛けることができました。その経験が就職活動では、大いに力を発揮することになります。最終的にメガバンクから内定を得ることができ、今では三菱UFJ銀行で法人担当として活躍しています。

■体育会学生エピソード2
就活コンサルタントの仕事をしていると、知り合いから就職の相談を依頼されることがあります。ある日、私立高校で校長をしている私の高校時代の恩師から電話がありました。その私立高校の卒業生で、現在関西の国立大学でアメリカンフットボール部のマネージャーをしている女子学生の個人面談を頼まれました。

後日面談に来た女子学生が持参した履歴書・自己紹介書を見ると、アメリカンフットボール部のマネージャーの仕事や役割など事実のみが書かれていました。学生の話を聞くと、高校時代からアメリカンフットボール部のマネージャーをしていました。人を支える対人特性が強い学生です。

履歴書・自己紹介書やエントリーシートに書くべきことは、学生時代の経験が、応募企業の仕事にどのように役に立つのか、活かせることができるのかを具体的に書く必要があります。学生の特徴として、サポート力、調整力、計画性、実行力、継続力などのキーワードが出てきました。大学3年間のマネージャーの活動を振り返り、その中でトラブルや苦労したこと、壁を乗り越えた経験などのエピソードをまとめるようにアドバイスしました。

個人面談受講後、採用面接を受けた女子学生は、大手旅行会社から見事内定を勝ち取りました。

体育会学生だけでなく一般の学生でも、企業にアピールできる経験を持っている学生は多いですが、エントリーシートや面接で、採用担当者に自己PRを伝えるためには、具体的にわかりやすく書いて話す必要があります。

体育会学生でも、自分の経験や特徴、強みなどが採用担当者に伝わらなければ、内定を得ることはできません。

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