【就活コラム】自己分析・自己整理
個人面談では、「自分をアピールできるエピソードがない。」と話す学生がいます。履歴書・自己紹介書やエントリーシートの、大学生活において打ち込んできたこと、自己の特徴、自己PR、に何を書いてよいのかわからないようです。
「他の学生と同じ内容になる。」と言う就活生もいます。大学生活で特別な体験や経験をしている人はまれです。大学生は皆同じような学生生活を送っています。
企業の採用担当者は、キャリア採用とは違い新卒採用では応募者(学生)の特別な経験を期待していません。応募者の大学生活から、「この学生はどのように考え行動する人物か。」を知ろうとしています。ですから、大学生活のテーマは何でも構いません。自己分析と言うよりも、大学生活の自己整理と考えたほうがよいでしょう。
自己整理の方法は、最初に大学生活過去3年間を整理します。
1.学業(ゼミ)
2.クラブ活動・サークル
3.アルバイト
4.留学
5.ボランティア
6.その他
に整理できるはずです。
高校以前のエピソードを書く学生もいますが、できれば大学生活の中からテーマを選んだほうがよいです。高校以前のテーマだと、採用担当者は大学3年間をどのように過ごしたのかがわからず、また子供の頃のエピソードだと自分の会社で仕事をするイメージを持てないからです。しかし、自分の人生において大きなインパクトがあり、その後の人生を大きく変えたエピソードで、採用担当者に強くアピールできる内容であるなら良いでしょう。
大事なことは自分が書きたいことを書くのではありません。自己満足で書くと応募書類は書類選考を通過しません。採用担当者の目線に立って考え、仕事に役立つこと、会社に貢献できること、を基準にテーマを選び書きます。
テーマが決まったら、テーマの中からどのエピソードを使うかを考えます。自己やチームの課題を設けて結果だけではなく、自分がどのように考え行動(チーム貢献)したか、そのプロセスに沿って丁寧に伝えます。最後に評価を入れます。自己満足の評価ではなく、第3者評価にすることが大事です。
これから作成する履歴書・自己紹介書やエントリーシートだけでなく、すでに作成済みの応募書類の、大学生活において打ち込んできたこと、自己の特徴、自己PR、を見直し修正・改善するための参考にして下さい。