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【就活コラム】グローバル人材

新卒採用時にTOEICスコアを条件として掲げている企業が増えています。しかし、TOEICスコアだけで、選考が通過して内定を得ることはできません。

企業の人事部採用担当者の話をよく聞くと、スコアにこだわっている訳ではなく、入社してから実践的な語学の勉強をすることに期待しています。日常会話とビジネス英語は違うからです。

日本のグローバル企業の市場は、欧米だけでなく、アジアやアフリカ、中南米に広がっています。語学は英語とは限りません。日本語、英語以外の第3言語が出来る学生は、グローバル企業に高く評価されています。

しかし、語学力だけではなく、どこの国に行っても現地の人々と信頼関係を構築するという自信と覚悟、さらに何があっても動じない強いハートが求められます。

過去の個人面談で、TOEICスコア990点の学生が2名いましたが、その内の一人は留学経験はおろか、海外渡航歴もありませんでした。独学でTOEIC試験のために勉強をしたそうです。

また、国立大学生(旧帝大)で1年間アメリカ留学の経験がありTOEICスコア975点の女子学生は、4年生の9月になっても内定はありませんでした。つまり大手企業から内定を得るには、語学力以上に大事なことがあるということです。

父親の仕事の関係で、小学校1年生から10年間アメリカに住んでいた帰国子女の女子就活生が話していました。

「私のTOEICのスコアは600点ぐらいですが、スコア以上に異文化の人と信頼関係を構築する自信があります。」

グローバル人材は、学歴や語学力の高さで決まるものではありません。

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