ドイツ人お年寄りのお手伝いをして学んだこと#2
【今回学んだこと】人はそれぞれ考え方や思っていることが違うから、私にとっては新しい学びや気づきになる。人それぞれ味覚も感じ方も違う、それ全てを認めることは難しいかもしれないけど、そうすると楽かもしれない。
そして、そのお手伝いをすることになった経緯については、前回の記事でのおさらいから↓
彼女は悪くいえば、言い方がちょっと意地悪、細かいというか、素直ではないというか、人ってそれぞれ考えていること自体自分と根本的に違うのだから、しょうがないということも言えますが。
ポジティブにいうと、人それぞれ考え方や思っていることが違うから、自分とは全く違うメガネをかけていて違って見えるから、私にとっては新しい学びや気づきになるのかなと。
お手伝いを始めてから2週間くらいしてからは、第一次もやもや期間があって、その後また復活して、さらにその一ヶ月後もまたもやもやしてた時はあったけど、その後から今日現在まではもういいか、学ぶことと、気づきがあったから、よかったのだと思えるようになったのです。
その彼女のもとで修行を進めていた時期が、今となってはいい思い出となっています。
エピソード1 醤油と寿司
ある日、彼女が久々に寿司を食べたいので、寿司レストランの寿司をテイクアウトしてきて欲しいと、そして寿司に付属の醤油は塩辛いので、別の美味しい醤油が食べたいというので、彼女と相談した結果、ドイツの日本食のスーパーでも売っている少々高価なあの生醤油を持っていくことにしたのです。
結果は、私は40年も寿司を食べているけど、こんなにしょっぱい醤油は今まで食べたことがなかった、とても味わうことができなかったとのこと、内容量も100ミリで16グラムの塩が含まれていると書いてあり、これはかなり塩分が高いので、というコメントがきたのです。
だが、それに対して私も負けずに、「醤油とは元々塩辛いものだから、そういうものだ」と答えたのでした。
言わなかったけれど、もしかして、醤油をつけ過ぎてしまったのかも、とも思いました。
確かに、薄口醤油並みの塩分で、生だからやはり塩分が多く加えられているんだとも思いますが。
そして、私からはさらに、「歳をとると味覚が変わることもあり、かつてはおいしく感じたものがおいしく感じなくなったりすると聞いたことがある」とも伝えました。
そして、そのお寿司もあまり美味しくないと残念なご意見で・・・・
ドイツ人である彼女が日本に長年住んでいて日本食マニアとかなら理解できるけど、ベルリンに一生涯住んでいて、ベルリンでは貴重なお寿司やその生醤油について、そう言われると、正直嫌な気分になってしまったのでした。
私も100ミリで16グラムの塩が含まれているってことは知らなかったけど、そのとってつけたような「40年間寿司を食べてるから知ってる」というコメントは、なんか素直じゃない、プライドが高い感じがしたのでした。
私は彼女は寿司が好きなのか、と思って嬉しくて、喜んで寿司のテイクアウトを買って行ったのだけれど、それでもやっぱり最終的にはモヤモヤしてしまったことを覚えています。
しかし、人それぞれ味覚も違うのだからと、実感。
人それぞれ味覚も感じ方も違う、それを認めるべきなのだなと思いました。
今回もお読みいただきまして、ありがとうございます。
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