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超広角レンズ XF8mmF3.5 R WR試し撮り④愛新覚羅溥傑仮寓
富士フイルムのXマウント超広角レンズ XF8mmF3.5 R WRを買った。たまたま屋内を撮ってみたら、標準レンズでは部分的にしか撮れなかった部屋も全体像が見渡せる写真が撮れ、超広角レンズの威力を感じられた。フィルムシミュレーションはブリーチバイパス、一部HDR撮影を利用している。
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千葉市ゆかりの家・いなげ
「千葉市ゆかりの家・いなげ(愛新覚羅溥傑仮寓)」は、清朝(ダイチン・グルン)最後の皇帝溥儀の弟・溥傑と浩(旧姓・嵯峨)の夫妻が、昭和12年4月の結婚直後の数か月を過ごした家で、千葉県千葉市稲毛区の国道14号近くにある。
何気なく立ち寄り、写真を撮ってみたら、狭い場所での超広角レンズの有能さを改めて感じたので、まとめてみた。
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レトロな照明器具、ゆかりの品々が保存されている。
室内は、目で見て思っている以上に暗い。絞り優先で撮っているが、デジカメはシャッタースピードが遅くなりすぎる場合は、ISO感度で自動で調整してくれるものの、あまり高感度になりすぎるのも良くないだろう。上の客間の写真はf/16、1/8秒、ISO3200と、ビックリするような数値になっていたので、絞りを開けるようにした。しかし、1/8秒で手ブレしていないというのもすごいな。
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藤棚の下にある手水鉢は、使われていないので水は入っていない。
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関連書籍や資料、写真が置かれている部屋。
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部屋というかテラスみたいな所。
室内と庭の明るさの差が目で見ている以上にあるので、800%のHDR撮影をしてみた。多少は改善されているんだろうか。はっきりわかる程の差はないような気もするが、どうなんだろう。
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この写真を撮った場所から90度右を見ると離れがある。
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奥のポスターは、浩が主人公のTVドラマ「流転の王妃・最後の皇弟」のもの。電灯が先日の伊能忠敬旧宅の電灯の傘と同じ形なので、昭和初期に流行ったのかと想像した。
横線が平行になると自然に見えるので、電子水準器を使ってカメラが水平になるように気をつけているのだが、どうもそれだけではだめなようだ。ただ、ここのように立ち位置が限られていると調節が難しい。
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「ゆかりの家」側を歩いていたら、梅の花の香りがほんわりと漂ってきたので、思わず入ったのだった。溥傑と浩の夫妻が滞在していた期間には、梅の花期は含まれていないから、この香りを知ることはなかっただろう。
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植木の向こうに見える鳥居のすぐ外が国道14号で、昭和初期にはそこまで海が来ていた。この鳥居の外にある一の鳥居が海の中に立ち、たくさんの人が潮干狩りをしている写真が、昔の千葉の写真としてよく取りあげられている。
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