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Unity 1週間ゲームジャム参加作「おしえてAIチャット」を振り返る

↓「つたえる」というお題で1週間でゲームを作りました。↓

プレイヤーがAIになり、人間と会話する面白作文ゲームです。
新しい試みとして、振り返り記事を書いてみました。一度やってみたかったんですよね。今後の制作の参考になったらいいな~。

1.制作準備(テーマ決め)

 1weekに参加するのは3回目で、そろそろAI系のゲームを作りたいな~ってことで、テーマを「AI」に決定。しかしロクに使ったこともないチャットAIをゲームに組み込むのは1週間では無理だ…。と判断し、AIを使わずにAIのおままごとをするゲームを作ることにしました。

2.言葉を覚える機能の作成

 育成ゲーム大好きなので、今回も成長要素を入れました。言葉をたくさん覚えるほどAIの知能が上がっていき、優秀なチャットAIに成長する、というものです。言葉を覚える手段として、「人との会話から覚える」と、「ガチャでランダムに覚える」の2通りの方法を考えていました。前者は実装に手間がかかるので序盤でしか使うことができず、中盤以降は語彙力強化の手段が単語ガチャしか用意できなかったことが反省点です。

このクリックして覚える機能もっと使いたかった。

3.作文パート

ゲームのメインとなる作文パートです。言語習得機能の作成と並行して制作しました。

単語のブロックを運ぶ動作は、tnkさんの↓のツイートを参考に制作しました。

単語のドラッグ&ドロップ以外にも、雰囲気やサウンドなど、かなり影響を受けていると思います。それだけあのゲームに感銘を受けたということです…。

4.作文の評価

 一番適当に作った所です。

スコアはランダムで決まり、単語を多く覚えているほど抽選の最低値と最高値が上がる仕組みになっています。つまり、作文の内容は評価に一切関係ないです。これ作ってるとき既に6日目の夜で相当焦ってました。アプデするとしたらここを真っ先に改善するべきかもしれない。

5.完成

 初めは選択肢によって物語が分岐し、習得できる言葉も変わる仕様で制作していました。しかし、あまりにも作業量が多いことに途中で気づき、挫折…!ストーリーを一本道に変更して大急ぎで制作しました。〆切日の夕方時点でようやくキャラクターのドット絵の作成に取り掛かり、なんとか完成させることができました。

本当はもっとエモエモなストーリーにしたかったのですが、こっちのほうが手軽に遊べてむしろ1week的には良かったのかも。

6.考察

ゲームの評価の推移です。

一番伸びたのは斬新さですね。やっぱり話題のチャットAIを題材にしたのが大きいと思います。操作性だけ下がり続けてるので何とかしたい。クリックしたらすぐに反応を返すとか、操作できない時間を減らすとか、次回はいろいろ工夫してみようと思います。

7.印象に残ったゲーム

青年期からの脱出

今まさに青年期を終えようとしてる僕にぶっ刺さりました。日記の文章の幼さが個人的にとてもリアルに感じた。短めなのも良いです。

伝承

回復アイテムを買い込んでダンジョンに潜る所に古のRPGの様式美を感じた。イラスト、音楽次第で化けそう。いや、逆にこのシンプルさが良いのかもしれない。

異世界転生アリーナ

属性やスキルを自由に決められる所にTRPG味を感じる。これがすごいのは、AIがゲームマスターをやってくれるので一人でも遊べるという点。ChatGPTってこういう使い方もできるんですね。天才。

たかしくん問題

算数の教科書でよく見るアレをゲーム化するという発想の勝利。世界観もぶっ飛んでて良い。動く点Pとか袋から色のついた玉を取り出すやつとかで僕も作ってみたい。

逆チューリングテストオンライン

AI使っててしかもオンラインという、技術の塊みたいなゲーム。AI人狼みたいな感じでこれから流行りそう。AIになりきるという点で僕のゲームと似ていますね…?勝手に親近感を感じています。

8.感想

総合28位にランクインすることができました。念願の総合50位以内に入ることができ、やってよかったな~と感慨に浸っています。また、今回初めて振り返り記事を書いてみて、自分の行動や思考を要約して言葉にすることの難しさを痛感しました。これで誰も読んでくれなかったら相当な時間の無駄といえるでしょう。でも論文を書く良い練習になりそうなので、これからも続けていこうと思います。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました~。


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