受験体験記
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#受験体験記
書いてみるか。
わたしは音大を受験している。
3歳からピアノをやっていたが、音大に行く気なんてサラサラなかった。
近くに音楽科がある高校もあったが、当たり前に行かなかった。そもそも中学2年の途中からピアノを辞めていた。
高校に入りまたピアノを再開して、2年生になった時に進路はどうするのか聞かれた。
普通の大学を受験する気でいたが、ヨシコに音大に行かないなら今までの苦労が水の泡だなどブツクサ言われ、ちびまる子ちゃんのように「ハイハイわかりましたよー。行きゃいいんでしょー」と渋々音大受験を決めた。
が、そんな甘いものではない。
音大に行く子は小さい頃からそれを目指してやっている子がほとんどである。
たくさんの場数を踏み、日々練習に励む子ばかりである。
ピアノ教室の先生に「志望校、合格率20%」と言われ低すぎて笑った。
ある日テレビを見ていたら、イチローが
「誰でも1万時間練習すれば一流になれる」
と言っていた。
ほぅ。
「毎日平均3時間練習すれば、約10年で達成できる。」
ほぅ。
頭の中で考えた。
当時高校生のわたしは16歳くらい。
毎日3時間やれば26歳で一流になれる。
できるぞ。
その日から、平日3時間、休日8時間練習した。
休みの日を作ると0からになると言っていた気がしたので、雨の日も風の日も練習した。
ちなみに、当時家にグランドピアノは置いておらず、自転車で3分くらいのところにある父の会社の2階に置いていたため、短時間とはいえ田舎の暗い夜道を往復するのも結構しんどかった。
受験までくる日もくる日も練習した。
元々練習嫌いでヨシコに「練習しなさい。」ばかり言われて育ってきたが、この時だけは「今日はいいんじゃない?」と言われるまで練習した。
そして、合格率20%と言われた志望校に、受かった。
そこ以外行かないと決めていたから併願もしておらず崖っぷちであった。
そこから早十数年。
一流になったかは…
ご想像にお任せします😏
おわり。