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マレーシア記❾ キャメロンハイランド
キャメロン・ハイランドCameron highland
イポーからバスで3、4時間だったかなガタガタぐるぐる山道を登って海抜1800mの高さまで登ると着く高原リゾート
イポーと同じパハン州
バスを降りて驚いた、寒い、気温は18℃ 本当にマレーシアかと疑った
同時に標高1500mと思えない街の栄え方、ガヤガヤしているわけではないが家も店もそこそこ立っていて車も行き交う
想像ではもっと寂しい感じだったから意外だった
ここでは紅茶をはじめ、高原野菜、花の栽培が行われる
この紅茶の栽培はイギリス統治時代から始まった
1885年、キャメロン・ハイランドは、イギリスの国土調査官ウィリアム・キャメロンによって見いだされ、名前も彼からきた、と後輩が教えてくれた
紅茶栽培の際、同じ英国の支配下にあったインドから大量の労働者が移り住んだため、インド系住民の割合が多い
街を歩いていてもインド料理屋の元気な売り込みを見る
キャメロン・ハイランドは大きくタナ・ラタTanah Rataとブリンチャン Brinchangという2つのエリアに分かれていて私は中心地のタナ・ラタに滞在
ブリンチャンの方にはマレーシアで2番目に高い山グヌンがあって少し登りたかったけど体力を見て断念
着いたのはお昼すぎ、空の雲行きが怪しくて今日は観光せずにホテルで休むことにした
ホテルが地図の場所と全然違って迷った
チェックインを済ませた頃には雨が降り出していて今日観光を選ばなかった1時間前の自分達を褒めた
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(高級ホテルなんて泊まったことないからわかんないけど笑)
この日はムスリム達と過ごしてて鳥しか食べていなかった反動で牛肉パテのハンバーガー食べた笑
英国風のハンバーガー屋さんをインド人が経営してた
夜はとにかくタナ・ラタ中を歩き回った
治安はかなり良くて、だから身軽な気持ちで野犬にだけ気をつけながらヒンドゥーの寺院を見たり公園でわからない看板を見たり、ナイトマーケットを回ったりした
涼しい気候で歩く散歩が気持ちよくて、散歩好きの私にはたまらなくてお風呂に入ってからまた出直して歩き回った
ホテルに戻ってランドリールームを除いたら日本人の私たちに気がついたドイツ人の女の子達が洗濯機の使い方を教えてくれた
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次の日は朝から茶畑に向かった
目的地はスンガイ・パラス・ティー・ガーデン Sungai Palas Tea Garden
マレーシア最大のボー・ティー(BOH、マレーシアで本当によく見る紅茶)農園
20世紀初期、ティープランテーションが開発されて今も年間60万kgの茶葉が収穫される
すごい量 でも高原の広さ見たら納得
ボー・ティーはマレーシアの宮廷御用達の、アッサム種の高級紅茶
けど種類によっては割とスーパーでも安価に売ってる
高原の景色はため息もの
ここの景色本当に気に入った
日本ではマレーシアの軽井沢って名前が付けられているらしい
ここの景色が気に入りすぎて日本に戻ったら長野に行ってみたくなってきた
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帰りに運転してくれたおじさんは私が乗ってすぐに中国人かと聞いてきた
日本人だと答えると何度も謝られた
日本人へのイメージを語ってくれた、清潔、文化的、礼儀正しい、嘘をつかない、いい印象ばっかり
彼はパンジャーブから来たシク教徒だった
ちょうどシク教徒の家族の家から来たと話すと一気に親しみが湧いた様子でたくさん話をした
キャメロンに一年に2、3ヶ月休暇を過ごしに来る日本人がいると教えてくれた
その男性がここキャメロンでゴミ拾いをしたり
朝から規則正しく歩いたりしているらしく、それが彼の日本人に対するイメージを形成しているように見えた
ここで改めて実感したのが「日本人である自分」
マレーシアに10日間少し滞在して遭遇した日本人は数えれる限りでは4組だけで地域によっては特にまだまだ日本人が少ないなと感じる旅だった
日本人が少ないということはひとりの行動が「日本人のしたこと」としてインパクトを与えやすいということ
私としてではなく日本人として強く意識されることを改めて実感した
普段から他の国に行くときに、行く前にある程度の文化や歴史を知っておくこと、宿や店を出る時の「立つ鳥跡をに濁さず」の気持ち、ありがとうとごめんなさいを気をつけていて
こんなのは当たり前のことだけど本当に大切で
特にマレーシアでは過去この日本人男性みたいに訪れたり技術伝播、経済面での社会貢献の形で関わってくれた人たちのおかげで日本人に対するポジティブな印象や両国民の友好的な関係が築かれていると何度も感じる
この運転手との出会いでこれからもより一層日本人としての責任と誇りを持っていようと思った
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翌日ここからペナンまでバンで移動した
行きも苦しんだぐるぐる山道でかなりやられた笑
8人が上限のバンに乗っていた他の7人は全員西洋の方から来た観光客
国籍を聞かれて日本と答えると皆んなノリノリで知っている都市名や行きたい場所、気に入ってる単語を話してくる
日本ってパスポートだけじゃなくて国自体が最強だな
カリフォルニアから来た女の子は日本に留学経験があったらしくて少し日本語を知っていた
友達が体調が悪そうで彼女に「友達平気?」と聞くと「彼女カーシックcar sickなんだよねー」と、ここで車酔いをカーシックというんだ、と単語を習得
カリフォルニアガールズ、私もです、とても気分が悪い笑
途中休憩ではこれまたアメリカのマンハッタンから来た女の子がよくわからない果物をくれた、よく噛むと美味しかった、果物の名前現地の子に聞きたかったなー
初めてモロッコ人と出会った
彼も日本が大好きで、私はモロッコに行きたいと思っていたから彼の地元についていろいろ聞いた
行ってみたい国の一つだからワクワクした
で、ここで連絡先を聞けばよかったと今後悔 とても後悔
キャメロンハイランドは景色も居心地も出会った人たちも気に入って、いつかまた来ようと決めた