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失恋からの立ち直り方

 失恋、こればかしは何度経験しても慣れない。数多の失恋を経験し、その都度起き上がれなくなるくらい落ち込んだ。世界がまさに崩壊したのだ。

 大人になった今は恐ろしくて恋ができない。大人の恋愛は将来性や年収などなど評価基準が複雑になる。失恋したら自分の市場価値や存在価値まで否定されたように感じてしまい恋をする勇気が湧かないでいる。

 そんなビビリな私ではあるが学生時代の失恋経験には自信がある。とにかく頭の悪かった私は恋愛至上主義者で気になる子がいたらすぐに好きになった。そして見事に玉砕した。細かなエピソードは追々語っていくことにしよう。

 今回は失恋マスターの私がこれまでどのように失恋から立ち直ったか、皆様に語らせていただきたい。失恋したら皆さんの参考になればと思う。

失恋ソングを聞く

 まず失恋したら失恋ソングを聴きましょう。失恋ソングは探せばいくらでも出でくる。それだけ人の心が動く瞬間であり、慰めになると言うことなのだ。失恋した時たくさんの失恋ソングを聴いたものだ。普段何気なく聴いていた曲も失恋した時には違った味わいがするものだ。
 例えば中西保志の「最後の雨」にこんな歌詞がある。

“誰かに取られるくらいなら強く抱いて君を壊したい”

 君を傷つけなくないけど誰かのものになるのは辛い、この葛藤がなんとも切ない気持ちにさせる。
 失恋すればこの気持ちがなおさら分かるだろう。

 他のおススメ失恋ソングは
「One more time one more chance」
               山崎まさよし
「missing」         
               久保田利伸
「思い出せなくなる日まで」 
               backnumber

あぁ、それぞれの歌に思い出があって切なくなる。とにかく失恋ソングにどっぷり浸かろう。

恋愛映画を観よう

 恋愛映画もおすすめだ。いい映画はたくさんある。特におすすめは「いま会いに行きます」だ。

 洋画至上主義の私にしては珍しく邦画をお薦めする。とにかく泣ける。失恋して傷ついていたら尚泣ける。原作も泣ける。全てが泣ける映画だ。見終わった後「いま会いに行きます」の本当の意味がわかり泣ける。とにかく泣けるのだ。泣きまくろう!

友達に話す

 失恋した後その事を人に話すのは結構勇気がいる。家族には知られたくないし、下手に友達に話すと噂が広まってしまう。案外自分の恥ずかしい部分をさらけ出せる友達は少ない。

 でも、そんな話を聞いてくれる人はきっと本当の友達なのだろう。失恋した時にこそ大事なのは友達だ。楽しい時を共有する仲も大事だが、自分がダメになった時に支えてくれるのが友達だ。信頼できる友達に失恋した事を洗いざらい話すがいい。

 また、人に話すことはアウトプットになり思考が整理させる。それだけでも十分気が楽になるはずだ。

まとめ〜悲劇のヒロインになれ!〜

 グダグダと色々書いたが、結局失恋を確実に治す薬は“時間”しかないのである。もうこれに尽きる。

 結局時間が忘れさせてくれるのを待つしかない。大丈夫いつか必ず忘れて二郎を食べたくなる日が来る。忘れられないなら人類はみな失恋で苦しみ続けているはずだ。

 だから、忘れるまで(心が落ち着くまでと言えばいいか)何をするか問題なのだ。別に何をしてもいいんだけど、やっぱりせっかく失恋できたんだからどっぷりと悲しみに浸るべきだ。

 中途半端に誤魔化さないで泣きまくって泣きまくって失恋ソングを聴きまくって、そして友達に愚痴るといい。

 失恋した記憶は残ってもその時の気持ちは必ずなくなる。そして、たまに思い出して昔を懐かしむのだ。もうその時には戻れない。だから、失恋した今を存分に楽しむのだ。

 そしてある日、「実はね、わたし失恋したの」と友達が泣きながら話してくるだろう。さぁここで失恋した経験を活かす時だ。きっと失恋と向き合った人はちゃんと話を聞き、そして自分の失恋話をして笑わせてあげることができるはずだ。こうして失恋が糧となり、人間の深みが出るのだと思う。

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