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ファミリーマート「ファミマシー」開始で期待される患者の利便性について

昨日から今朝にかけて、TVなどのニュースでファミリーマートの都内2400店舗で処方薬24時間受取「ファミマシー」開始の報道がなされました。
これは患者の立場で考えると凄く便利なサービスだと思います!
私もよく病院に行って薬を処方されることがあるのですが、最近、処方箋を持って行った調剤薬局で、薬の在庫が無くて、「後で取りに来て下さい。」とか「自宅に郵送します。」というケースが凄く増えていて大丈夫かなぁと感じていました。手元に薬が残っていない時などは、薬局から薬が届くまで薬が切れてしまったりすると不安に感じます。せっかく調剤薬局に行ったのに改めてもう一度行くとか、2、3日待ってくださいは、とても不便だと思っていました。

特に最近、後発品の供給問題が多発していて、市場から一部の薬が無くて困ったケースが増えているようです。背景には、一部の後発メーカーが製造過程で違反行為を起こし、供給停止により他のメーカー品まで、玉突き的に安定供給の問題が広がっていることがあるようです。またこうした違反行為を受けて行政による査察が厳しくなっており、自主的改善として多くの後発メーカーがこの時期に対策を講じていることも更なる安定供給問題を大きくしていると理解しています。
患者からすると、担保されるべき薬の製造過程におけるコンプライアンスを軽んじていた一部後発メーカーが医薬品産業全体の信頼を失わせていると感じます。とても残念なことですね。
ですので、調剤薬局が悪いわけでは決してありません。むしろ大変なご苦労をされていると同情致します。
今回の新しいサービスが構築されていくと、患者にとって利便性が向上しより良い医療が発展すると思います。
患者が普段買い物でよく行くコンビニに24時間好きな時間に自分の薬が受け取れる。服薬指導もオンラインで対応できるなら、携帯でお薬手帳管理もしやすいので、安心ですね。
一方で都内の調剤薬局においては、2400店舗の新たな競合相手が誕生することで大きな影響が出ると考えます。患者は携帯で登録し様々な医療機関に受診しても24時間対応可能な近くのコンビニで薬を受け取れる。
かかりつけ薬局の重要性は、こうした市場環境変化にどんな患者満足度を提供できるか?にかかっていると考えます。

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