大きにお世話
2さくらがさいた
つぼみひらいたから
さくらがないた
おつきさまが
まんまるだから
さくらはみつめた
ちがうあれは国よ
さくらはほほそめた
だってあなたのためたっているのですもの。
チーンというベルの音
里中は目をさました
あれあれ
おれねちゃてたんだ
何何の時間
国語の授業よ里中君
はっ
スカートの切れ込みが気になる しかも垢紅
ああ
お色気むんむんの林田先攻じゃん
けっ授業中だったのかよー
林田は丸顔だし童顔だからいろっぺーの似合わないんだが逆にまた気になるんだよな
わざわざ学校にきわどいの来てきてんじゃねー
サトナカチャン
つんつんつん
なんだヤメロヨ彩子
彩子 彩子 あやこー
彩子って誰だー?
はっ
気がつけ場お馴染み
ぐれの酒場
はぁ ゆめだったのか
中学次代の夢の中でも寝ちゃってる俺っ。
彩子って誰だっけ
ねー
大将!
彩子ー
あー綾子はあれだ!
加トちゃんケンちゃんが読んでたエロ小説の登場人物だよ😇
あー やっぱそうか
そうだとも
そうだとも
あー すっきりした
ガラガラがらピシャん
ふくよかな年配女性がたたずんでいた
わすれもしない
林田せんこう
林田は結婚して綾小路彩子だと名乗った
どうやらアヤノコウジ財閥の末裔を担うものが居ないらしく林田はそのことにひどく責任を感じているらしかった。
だから旦那には側室をあてがいたいのだと
おもわぬなみだをみた里中
年老いた林田に同情をよせる。
にょきっ
によき
にゃっき
あれかれあれ
なんやつかみどころが
突如あらわれた
なんなんだ
ひゃー
さとなか
活きを吹きかえす
こっこれは
あーあんたよかったー
きっと
三弦向こうの
土田さんもいまごろ
いきかえったはるわー
大将
オカミサン
スマホを見開くとそこにはグレには似つかわしい黒色
ああおっちゃん
おれ
ずっと鯛のことグレだとおもってたんだな
鯛だったんだ
鯛のタイタンだったんだ。
おおさんしまい
里中は真実を知った
なんだか
こころがはれたようなきがした
数時間前に降りだした雨もすっかりやんでサドルは少しいやまだまだ湿気てたけど
きにしないきにしない
大将がのるまでにはまだじかんがあるから
きっと乾くさ
西の空にうたんだつきをながめながら歩きだス
グッジョブ