股関節屈曲の可動域制限って?
おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。
今回は股関節屈曲の可動域制限の原因について紹介していきます。
制限因子としては、筋肉以外にも靭帯や関節包などありますが今回は筋肉が原因となる可動域制限について紹介していきます。
今回の記事が参考になれば幸いです。よろしくお願いします。
股関節の屈曲制限→股関節前面の筋肉の柔軟性が低下していることが考えれる
股関節の屈曲可動域が制限されている場合、股関節の前の筋肉の柔軟性が低下しそのまま固まってしまいうまく曲がらないことが考えられます。
この股関節前面の筋肉ですが、腸腰筋といって股関節を純粋に屈曲する作用の筋肉もあれば、大腿筋膜張筋といって股関節を屈曲以外にも外転・内旋させる筋肉や、内転筋群といって股関節を屈曲・内転させる作用の筋肉もあります。
つまり、股関節を屈曲するだけでなく様々な動きをチェックすることでより詳細にどの筋肉が制限となっているのか確認することができます。
今回はさらに股関節内転筋群について紹介していきますね。
内転筋群→股関節を外転位にすることで柔軟性をチェックする
股関節内転筋群は、股関節屈曲作用の他にも内転作用があります。
逆に言えば、股関節を外転位にしていくことで、内転筋群の柔軟性をチェックすることができます。
股関節の外転の参考可動域は45°なので、45°になる前に伸長感や骨盤が動いてくると内転筋群の柔軟性低下が考えれれます。
ここでさらに絞り込む要素として、膝を屈曲して外転動作を行うことです。
内転筋群の中には膝の動きにも関係している薄筋という筋肉があります。
膝を屈曲して外転することで薄筋がゆるみ、より詳細に柔軟性をチェックすることができます。
以上、股関節の可動域制限について紹介していきました。
今回の記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!