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変形性股関節症の方で強張りやすい筋肉って?②

おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。

今回も引き続き、変形性股関節症の方で強張りやすい筋肉について紹介していきます!

記事が参考になれば幸いです。よろしくお願いします。


前回のおさらい

前回のおさらいとして、まず強張りやすい筋肉として大殿筋や中殿筋、梨状筋などの股関節後面の筋肉が挙げられます。

理由としては、変形性股関節症の方は内股姿勢をとりやすく、内股になると股関節の後面の筋肉は引き延ばされた形となります。

その引き延ばされた状態で日常生活や歩行で筋力を発揮しないといけないためより強張りやすくなってしまう、といったことが考えられます。

変形性股関節症の方で強張りやすい筋肉②大腿直筋や大腿筋膜張筋

また変形性股関節症の方で大腿直筋や大腿筋膜張筋といった股関節の前から外側にある筋肉も強張りやすいといった特徴があります。

大腿直筋は股関節を屈曲(曲げる)動作と膝伸展(伸ばす)作用があり、大腿筋膜張筋は股関節屈曲、外転(外に広げる)、内旋(内にひねる)作用があります。

ではなぜ紹介した筋肉が強張ってしまうのでしょうか?

変形性股関節症の方は反り腰の影響で大腰筋が働きにくくなっている

考えられる原因として、反り腰姿勢が影響していることが考えられます。
本来、股関節屈曲動作は脊柱から走行している腸腰筋(大腰筋と腸骨筋の総称)という筋肉が作用して、行われています。


しかし変形性股関節症の方では臼蓋形成不全などによる股関節の不安定さを補うために反り腰姿勢となっている方が多く見られます。

反り腰姿勢になると先ほど紹介した大腰筋の筋肉の位置関係が変わってしまい、腰椎伸展(腰を反る動作)となってしまいより反り腰姿勢を助長させてしまいます。

結果として股関節屈曲作用のある大腿直筋や大腿筋膜張筋が代償して過剰に動くようになり、強張ってしまうといったことが考えられます。

大腿直筋や大腿筋膜張筋をほぐすだけでなく、反り腰姿勢を和らげることも重要ですね!

以上今回の記事が参考になれば幸いです!最後までお読みいただきありがとうございました!

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