【NPB】WARで振り返る2013年ドラフト会議(まとめ)
2013年ドラフト概観
通算WAR10傑
今ドラフトの目玉だった松井・森・大瀬良・石川は、いずれもトップ10入り。前評判に違わぬ活躍をみせた。
球団別獲得WARランキング
大谷や藤浪、東浜などタレント揃いだった2012年と比べ、不作との前評判だった2013年ドラフト。結果的には、最下位のヤクルトでもWAR7.4と、昨年に引き続き豊作ドラフトとなった。1位の西武(62.2)、2位の広島(55.3)が3位以下のチームを大きく引き離しており、両チームの黄金期到来を決定づけたドラフトと言える。
出身母体割合
昨年と比べ、大学、独立出身者が減少した分、社会人が増加している。
出身母体別獲得WAR
36.5%の大卒選手が4年連続でトップだが、昨年よりも10%ほどダウンしている。社会人選手は昨年に引き続き増加傾向。これまで1%に届かなかった独立出身者が又吉克樹の活躍により、2.4%と健闘した。
まとめ
ドラフト当時は不作と言われながらも、最大の目玉松井裕樹をはじめ、森友哉、大瀬良大地といったリーグを代表する選手を多数輩出したドラフト。2010年のハンカチ、2011年の大学ビッグ3、2012年の大谷といった、分かりやすいタレントがいなかったため過小評価されてしまった、というのが実情だろう。
また、他チームが、例年の傾向通り投手を1位指名した結果、森友哉の一本釣りに成功した西武の戦略が光る。おまけに2位指名でアマ球界屈指のパワーを誇る山川穂高まで獲得しており、稀にみる勝ちドラフトと言える。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?