~虎に翼~ また懐かしい人が再登場!
どうも。
こりーぬ、です。
初めての方も、また読んでくださってる方も
ありがとうございます。
家事審判所と少年審判所の代表者たちが
話し合いの席を重ねても
平行線のまま。
多岐川さんはその喧々諤々としている
のを後目に居眠りしている。
今夜は早く帰ってきょうこちゃんに
会うんだという多岐川さんと
汐見さんは一緒に帰っていく。
妻か?と思ったら彼は独身なんだそうで。
じゃあ飲み屋の女か?
寅ちゃんたち同期三人は
ようやく入ったストーブの設置を
しながら、年明けまでに家庭裁判所が
開設されるなんて本当に可能だろうか、
と話していると、
稲垣と小橋は、開設できなかったら
誰かが責任を取るんだろうよ、
俺たち正職員は辞めさせられるような
ことはないよな、と言うと
二人は寅ちゃんを見る。
そう。寅ちゃんは嘱託職員なのです。
これで辞めさせられたら
お給金を貰えなくなってしまって
家族を養えなくなる。
それは困る。
そう思った寅ちゃんは
多岐川さんたちを追っていき、
多岐川さんに、
私はこのまま家事審判所と
少年審判所を合併させるのがいいのか
どうにも納得がいかない。
どうにか合併を延期させられないのか、
それにこれが果たせたら
私は桂場さんに裁判官にしてもらう
約束をしているんです。
そこまで聞いた多岐川さん、
バカやろーと怒鳴る。
そんな私的なことのために、
とでも言われるのかと思いきや
なんでもっと早く言わないんだ、
ライアンからFAMILYcourtの理念のことを
聞いていないのか!と怒鳴られ、
その場から手を引っ張られて
秘書課長であるライアンのところへ
連れていかれる。
もう、このチョビ髭のおっさん
面白過ぎるでしょ。
小橋もチョビ髭というものは
スケベだみたいなことを言ってたな。
それはともかく、
ライアンのところに来た多岐川さんは
お前の推薦だというから
この人(寅ちゃん)には
すでに理念の話をしていて
理解してくれているのだとばかり思ってた!
話しておけ、俺はきょうこちゃんのところに
行く、と訳わからんことを言って
寅ちゃんを置いて去っていった。
ライアンが入れてくれたジャム入りの
紅茶を啜りながら、
寅ちゃんはライアンの訪米時の話を聞く。
開戦前に視察にいったアメリカの
家庭裁判所、FAMILY courtは
花や絵が飾ってあって、明るくて
日本の裁判所のように重厚さを出すために
わざと暗くするような作りにはなっていない。
非行に走る少年の問題も、家族の問題と
地続きだと考えるのがアメリカのやり方で、
戦前では無理だったけど、
憲法も変わって、あの雰囲気にすることが
可能になったんじゃないかと
アツく語り出したライアン。
その話を多岐川が聞きたがるから
よく話してたんだ。と。
ここでだったか、
少年審判所担当と
家事審判所の担当と
仕事の後に多岐川さんが
話し合いの場を持っていると
言っていた。
ロシアンティーを
アメリカのジャムで。
ジャムだけ掬って食べる寅ちゃんに
溶かして一緒に飲むんだよ、って
言ってるの、なんか可愛い。
ああ、もう語彙が。
で、遅くなってから帰宅すると
直明くんも丁度ご飯のタイミングなので
一緒に食べる寅ちゃん。
直明くんのボランティアの話を聞き、
寅ちゃんも自分の上司が
多岐川さんだという話をしたところ、
東京少年少女保護連盟を
関西で発足させたのは
アメリカをお手本にした多岐川さんだった
らしい。
素晴らしい人だ!と
直明くんが賞賛するのを
寅ちゃんが訝しがる。
だって、あんなやる気なさそうな人が
同一人物な訳ないだろうと。
翌日、寅ちゃんが
多岐川さんにライアンから聞いた話をして、
両審判所の人たちとの
話し合いもしてるのかと聞くと、
君も行くか!と言われて
勢い込んでハイと言ってついていくと、
それは、単なる飲み会だった。
みんな、昼間の険悪な雰囲気は
どこへやら。
飲みまくって楽しそう。
ここでは、仕事の話はしないと。
京都での少年審判所の名前?だったかな
をちょっとエロティックな感じの
名前にしようとして
地元民から大反対を受けたという
武勇伝もどきの話をして盛り上がってる。
寅ちゃんは、半ば呆れてしまって
お手洗いに立つ。
戻ってきて、入口からお店を眺める。
すると、過去に、
花岡と二人きりでお祝いの食事をした
ときの、花岡を思い出す。
その時と同じテーブルで
飲んだくれて陽気なおじさんたち。
店内も盛況で
花岡の死から1年も経つと
十分とは言えないけれど
食糧事情もかなり良くなっていた。
死んだ花岡に対しても
顔向けできないような仕事はしたくない。
テーブルに戻ると、
汐見さんが酔いつぶれている。
下戸なのに、間違って隣のグラスを
空けてしまったらしい。
汐見さんを多岐川さんと
送り届けると、
表札には汐見さんの名前と共に
多岐川さんの表札も!
え?同居?
すると、多岐川さんが声を張り上げて
「きょうこちゃーん、
あなたの愛する旦那様を
連れて帰って来たよー!」と叫ぶと
出てきたのは、
なんと、崔さん。
え、崔さんって
お兄さんに帰って来いって
言われてて国に帰ったんじゃなかったの?
しかも、お腹が大きそうなんだけど!
きょうこちゃん、って
どういうこと?
まずね、主題歌で
出演者が出た時に、
崔さんの名前がもう一つ表示されてて、
二役なのか、
違う名前を名乗ってるか
どっちなんだろう、とは思ってたんだけど、
なんだ、どういうことなんだ?
その後のあさイチで
所長こと、塚地さんがゲストで
明日にはなんとなく話が収まる、
みたいなコメントを出していたので
崔さんにはそれなりの事情があって
今があるんでしょう。
それにしても
多岐川さんが未だつかめず。
どういう人なんだろ?