〜虎に翼〜 五黄の虎の虎子
どうも。
こりーぬ、です。
初めての方も、また読んでくださってる方も
ありがとうございます。
今日も『虎に翼』ですよ。
うろ覚えで適当なことを書いている
という前提で、
広い心でお読みいただけますと幸いです。
訪ねてきたのは、
予想した中にいなかった(笑)
後輩の小泉さん。
これまで特にピックアップされてきた
人物ではないのでノーマーク。
彼女は、大学が
女子法学部の募集を停止したことの報告と、
口頭試問が中止になってしまい
弁護士として後に続くことができなくなった
ことを詫びに来たのだった。
でも、再会したらまた受験します、と。
そんなこと、小泉さんが
謝る筋あいではない。
ご時世というのもあります。
仕方がない。
ちょっと脱線しますが、
昔、読んだ漫画で
「仕方ない、という言葉には、
なにか決意のようなものを感じさせる」
という一節があったのを非常によく覚えている。
粛々と運命を受け入れるような感じ。
戦争という大きな流れには
誰も簡単に逆らうことはできなくて、
仕方ない、という言葉で自分を納得させて
他に目を向けるという感じでもありますが。
そんな中、とうとう
優三さんにも赤紙が来てしまった。
虎ちゃんのお父さんに
「何かしたいことはある?」と
聞かれて、
優三さんは
「明日、虎ちゃんと出かけたい」
と答えるの。
「そんなことでいいの?
もっと我儘言ってもいいんだよ」
とお父さんは言うけれど、
お母さんは、
「そんなこと、がいいんですよ」
って。
優三さんは、それが一番したいことだった。
昭和19年の暮れ頃、と
ナレーションがあった気がするので、
あと1年もしない内に戦争は終わる。
そんな時期に来た召集令状。
ただ、これからは
本土も度々空襲に見舞われるようになってくる。
出征前の
子供を預けての最後のデートは
いつもの河原。
お母さんが作ってくれたのか、
優三さんが包みを開けると
曲げわっぱに混ぜ物の入ったおにぎりが
2つ。
「全部おあがり(←語彙に萌える!)」
お乳をやらなきゃいけないんだから、
たくさん食べなきゃ、って
優三さん、本当に素敵な旦那様だなぁ。
もうこれだけで泣きそう。
と、虎ちゃんは
「ごめんなさい‼」といきなり土下座!
慌てる優三さんに、
自分が弁護士として出世するために
優三さんを利用して結婚して、
だから普通の結婚生活ではなくて、
でも、すぐに弁護士を辞めてしまって
子供を授かって。
自分が試験に受かった時に
優三さんへ次の年も口頭試問を受けるように
強く勧めなかった、勧めればよかった。
だから、出征しなくちゃいけなくなって、
本当にごめんなさい、って。
これは、弁護士だったら召集されなかったという
ことなのか、ちょっとよくわからない。
虎ちゃんが務めていた事務所の男性は
辞める時には招集されていなかったけど、
轟は招集されていたので、
弁護士だから免れるというわけではないように
思うんだけどね。
それはともかく、
優三さんは、そこで
虎ちゃんの十八番「はて?」を使った。
「虎ちゃんの「はて?」は便利だね」
ふざけないで、私は真剣なのに、って
虎ちゃんはちょっと不貞腐れる。
そんな虎ちゃんの手を取って、
虎ちゃんが弁護士でも他のことでも
何でもいいからやりたいことを
一生懸命やってくれることが僕の望みだって
言ってくれました。
ここは、現代の価値観に合わせたセリフなのか
当時でもこういう考えの人が
それなりにいたのかはわかりません。
でも、グッとくるセリフ。
そんな、もう帰ってこないみたいな
言い方しないで、という虎ちゃんに、
「必ず帰ってくるから」と言ってくれる
優三さん。
「2人で美味しい物、食べましょう」
って、結局1つずつおにぎりを齧って
美味しいって微笑み合う二人が
キラキラして見えました。
ああ、思い出しても泣きそう。
出征の朝、
優三さんは優未ちゃんのおむつを替えて、
抱きしめる。
虎ちゃんが話しかけても
「もう少しだけ待って」と
娘の柔らかで暖かい身体を
自分の中に刻み付けるように抱きしめてる。
ここも、優三さんの離れがたい思いが
伝わってきて、今も泣きそう。
虎ちゃんは、ここで
昨夜、夜なべして縫ったお守りを
優三さんに渡します。
苦手なお裁縫だけど、
でも、心を込めて。
黄色い布に
穴が開いた十銭銅貨と思しき物を
2枚、しっかりと縫い付けたお守り。
「私、五黄の虎だから」
よく覚えていないんだけど、
五黄の虎生まれの虎子が作ったお守りだから
絶対、あなたを守ってくれるはず、
というようなことだったと思います。
五黄が自信なかったので調べてみたら、
36年に一度めぐってきて、
この年に生まれた人は強運の持ち主なんだとか。
年齢から逆算してみたら、
虎ちゃんはこの五黄の虎に
間違いなく当てはまってます。
そして、いよいよ送り出されるとき、
虎ちゃんは優未を抱いたまま、
辛そうな表情。
見送りの人たちに挨拶をした優三さんは
虎ちゃんに向かって、変顔。
「虎ちゃんみたいに上手くできないな」
って笑った。
一緒に受けた弁護士試験の時、
緊張でお腹が痛くなってきた優三さんに
虎ちゃんが、緊張しそうになったら
この顔を思い出して、って
変顔してくれたことに対しての返礼みたいな?
見送りの人たちに手を振って出征していく
優三さんを追って、
優未ちゃんをお母さんに預けて
走り出す虎ちゃん。
追いついて、
変顔して、
二人で笑って。
優三さんは出征していきました。
予告を見れば、
来週も色々色々起こりそうです。
番組明けたあさイチでの朝ドラ受けでも、
鈴木アナが喋れないくらい泣いてましたね。
そういえば、お兄ちゃんからきた手紙が飾ってあって
気になって録画を見返して読みましたら、
(見た割に内容適当でごめん)
どこかの造船所で働かされていると。
どこの造船所かは見えなかったんだけど、
広島じゃないといいなぁ…
ところで、たまたま
『虎に翼』の脚本家である
吉田恵理香さんのつぶやきに行き当たりました。
どうやら、この脚本
裏設定が色々あるようで。
対になる場面も多く書かれており、
セクシャリティに関する設定もあるんだとか
やっぱり面白いお話の裏には
設定の厚みがあるのは間違いないです。
だって、生きている私たちには
ひとりひとりに
沢山の想いや考えがあって当たり前で。
空想の人たちをまるで本物のように
生き生きと動かすには
書いた人が
意図的にであろうが、なかろうが、
背景にたくさんの事柄があってこそ
そのお話は人の心を動かすんだと思う。
まだまだ楽しませてもらいますよ、
吉田さん!
だって、まだ4か月もあるんだもんねー
ところで、
来週も私は、これについて書くんだろうか?
ここ、別に『虎に翼』ブログではないんだけど、
私の考えも交えて書いてるから、
このままでいっかぁ。
よろしければ、
またお越しくださいね。
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