稽古の茶道具
裏流では、棗を使い濃茶をする点前が二つ有ります。大津袋と包み帛紗です。表流の様に、棗を仕覆に入れる点前は有りません。
棗と大津袋を出しておいたら「名残の月に、相応しいですね」喜んで点前に取り組んでくれました。
昨年「口切り」で挽いた抹茶も、残り少なくなりました。茶入も小振りな物を使います。
棗で濃茶をした時は、薄茶器に棗形を避けます。形が重ならない様に、金輪寺などを…陶器で出来た「四滴茶入」も良いですね。
原則大津袋は紫ですが、ある茶会で灰色の袋を見て驚きました。
「追悼の取り合わせなのでー」
との説明でしたが、これは駄目でしょう。