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見立ての茶道具

「見立て」と言うと、直ぐに外国製品を茶道具に使うと、思う人の多い事!

いえいえ日本の諸道具も、茶道具に出世する物が有りますよ。画像の品、元は「盃洗」です。
宴席などで、お流れ頂戴の時サカヅキを洗います。

これを「建水」に、見立てました。傘の染付けなので、毎年六月に!
他に楊枝立てを、蓋置に。小さい御飯茶碗を、茶箱の茶碗に。盃を乗せる花月台を、干菓子盆へ。

などなど色々工夫して、使います。
(お金より、頭を使って)と、社中にも良く言います。
見立てを成功させるには、茶道具本来の形や寸法を知らねばなりません。勉強が必要なのですね~