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俳句

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愚作、名作、駄作、どれでしょうか?
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記事一覧

俳句 らしく

「ベランダの 水場ようやく 初氷」 冬らしくなり、薄い氷を 見つけました。いよいよ 冬本番で…

俳句 輝き

「初霜や 金閣更に 美しく」 カレンダーの写真。 初霜の降りた金閣寺。 金がうっすら白い ベ…

俳句 コート

「外套と 若き人には 伝わらず」 もう死語になったのでしょうか? まあ我々とて、ガイトウと…

俳句 不思議

「若き等の 沢庵食む音 リズミカル」 若い人が凄い勢いで、沢庵を! 歯が良いのでしょう。 高…

俳句 都

「凩は 碁盤のままに 大路から」 風は烏丸・堀川などの、南北を 貫く大路にそって~ そこを横…

俳句 池

「枯れ蓮は もう花びらを 忘れたか」 一面の枯れ蓮。 枝や葉の曲がり具合が、 とても造形的で…

俳句 和室

「障子越し 光やわらか 和紙なれば」 稽古場の障子は、全て和紙です。 少し贅沢かと思いましたがー あの谷崎潤一郎の陰影礼讃では ありませんが~ 光の具合が違います!

俳句 お祝い

「七五三 主役は欠伸 繰り返し」 肝心の幼子は、もう飽きて しまった様です。 慣れない着物姿…

俳句 京料理

「薄味に 慣れぬ京都の 凍み豆腐」 若かりし頃、京都に住みました。 一番驚いたのは、料理が…

俳句 新幹線

「冬の川 鉄橋の音も 乾いてる」 幾つも渡る橋。 そこを越える音さへ、 乾いた響きです。

俳句 湘南の海

「サーファーを 乗せて高々 冬の波」 良い波だから、見に来ないか? 親友の誘いです。 繰り返…

俳句 空模様

「冬の雨 あっさり降って さっと止み」 おや降って来たと思ったら、 いつの間にか止んでいま…

俳句 茶庭

「敷松葉 撒くは意外と 難しく」 庭師が松葉を撒くのを見ていたら、細かく少しづつー 大変な…

俳句 霧

「物語 始めは冬の 霧の日に」 起き出したら、一面に深い霧。 何か怪しい物語が、始まりそうでした。