「好きが原動力」「旅は人生」会社員が語る"旅"とは?!
自分が大好きな友だちに、旅の魅力についてインタビューしました。この子はかなり旅好きで「旅」というワードがよく当てはまる子です。旅の魅力を発信したいと思ったとき、すぐに思い浮かびました。
「好きが原動力。」
普段どんな子?
菊池 葉月|はづきち。山形県の大学に通っていた女の子です。とにかく明るくて、元気な子です!友だちをすごく大事にします。久しぶりに会うときでもまるで昨日会ったかのように接してくれます。
好きなことにひたすら真っ直ぐな印象もあります。現在社会人1年目で仕事が大変そうですが、写真を撮ることが好きで、カメラマンのお仕事もしています。
初めはスマホカメラで撮ってただSNSにアップすることが好きな程度でした。大学の先輩が綺麗な写真を撮ってくれたことがきっかけで一眼レフや写真にハマるようになり、好きを原動力に突き進んだ結果、カメラマンという道が開けました。
学生のとき「全国どこでもいいので、○月○日に被写体になってくれる方募集します!」とカメラを片手に全国を飛び回っていたことがとても印象的でした。
どこで知り合ったの?
出会ったきっかけは2023年度のTABIPPO学生支部*です。
TABIPPOとは「旅で世界を、もっと素敵に」をテーマに、旅をする一歩を応援してくれる会社です。一つの部署である学生支部では、旅を広めたい全国の旅好きな学生が集まっています。一年で活動が区切られるため、年に一度3月に行われる日本最大級の旅のイベントは学生たちの集大成とも言えます。
3月で活動の区切りがある団体のため、2023年度の12月にTABIPPO学生支部に入った自分は、周りの仲の良さや3月に向けたイベントへの熱量についていけないと感じる日々が続きました。もともと旅を広めることの良さを感じておらず、周囲と心理的に距離が離れてしまう感覚さえありました。
はづきは旅が好きで、好きなことに向かって進む途中でTABIPPOに出会いました。しかしコミットが薄い人も咎めませんでした。むしろ好きなことを持っている人はすごいと話していました。
3月のイベントに向け北海道での合宿で仲良くなりましたが、北海道から帰っても、TABIPPO学生支部が終わっても、ここまで関係が続いている人は自分にとってほかにいません。
「旅は人生。」
「あなたにとって旅とは?」答えは「旅は人生。」でした。
行き先は決まっていてもゴールや目的地は決めません。寄り道をし、その時々で出会うご縁を大事にします。つまり途中で行き先が変わることもあります。それはそのときのご縁です。
なぜそう思うの?
「寄り道しながら、そこでしかできない経験とか、そこでしか出会えない人と出会って、自分が作られていった。旅して自分という存在ができた。旅と人生はリンクしていると思う。」
ゴールがない行き先に向かって進み、さまざまな考え方の人と出会い、その人たちの価値観を吸収することで、はづき自身の価値観が生まれました。
まさに人生です。誰もがゴールがない未来に向かって人生を歩みます。毎日、毎時間、環境が変化する度にさまざまな人、モノ、できごとき触れ、新たな価値観や知見が自分に加わります。
まだ未完成な部分が多く、今後さらに新しい出会いに触れることで成長したい。今後も旅を続けてご縁を大事にしていきたい。そう話しています。
実感したきっかけは?
TABIPPO学生支部に入会する数ヶ月前、山形県から愛知県に一人旅をしたことがきっかけだそうです。
①ヒッチハイク
直前にInstagramで同じ大学の先輩がヒッチハイクをしている投稿を見つけました。これまで一度もヒッチハイクをしたことはありませんでしたが、行き帰りの飛行機以外、愛知県内の交通手段をヒッチハイクにすると決めました。学生のため、お金もなく、その挑戦にも興味があったため、ヒッチハイクは最高の交通手段でした。
初めてのヒッチハイク、しかも1人、しかも下道移動だったにもかかわらず、6台の車が停まって乗せてくれたそうです。そして手をあげる時間は長くてもわずか20分という高記録。(経験がない方は高記録の基準がわからないかもしれません。すみません。)
人生初の1台目は年下の子で、1回通り過ぎて戻ってきてくれたそうです。しかも開始わずか5分。そして中には、高校時代の友人の現在の部活の先輩という偶然の出会いもありました。
②ゲストハウス
ヒッチハイクでは一期一会の出会いが多かったですが、ゲストハウスでは、この先長く関係が続く出会いがありました。またもや偶然の出会いです。
愛知県でたまたま泊まったゲストハウスで同い年の男の子と出会いました。夜話すうちに仲良くなり、SNSを交換しました。その数ヶ月後、はづきはTABIPPO学生支部に入会。するとTABIPPO学生支部で仲良くなった友人がその男の子の友人だったことがわかりました。
③「旅って面白い。」
このような偶然の出会いが多かった愛知県の一人旅。この旅を通して、人との出会いの素晴らしさ、人の優しさを知りました。「旅って面白い。」旅の魅力を知るきっかけになりました。
「もっと広めたい。」
「『旅で世界を、もっと素敵に』したい。だから旅を広めたい。」
先述のとおり、これはTABIPPOのテーマです。愛知県での偶然の出会い、その素晴らしさ、人の良さを目の当たりにして思ったそうです。心の底からそう思う理由、実際にしている活動について聞いてみました。
なぜ旅を広めたいの?
「この世界で旅がもっと広がればいいのに。そうすればもっと友だちが増えるじゃん。
既に、高校の友人とTABIPPO学生支部生がつながっていたり、友人の友人が友人だったり。友人同士がつながることで、自分の友人の輪が広がります。
「世間って狭いよね。」まさにこれです。全く別の場所で出会った友人と、普段毎日一緒に過ごす友人が実は古くからの友人だった。この状況が友人の輪が広がったと話しています。どういうことか。
自分の中での「世間が狭い」は、自分の世界が広がっている。そんな感覚です。自分の世界が広がっているからこそ、世間は狭いと感じるのです。
その世界をみんなも広げてほしい。自分の高校の友人がTABIPPO学生支部の友人とつながって、さらに旅で出会う友人ともつながって、全然異なる世界線で友人の輪、自分の世界が広がります。この魅力が多くの人に伝わり、もっとその世界を広げたいと願っています。
実際どんなことしてるの?
SNS発信をしたり、実際に友人を旅に誘ったりと、実際に身近な人へ普及しています。
TABIPPO学生支部生は、旅を広めることを目的としているため、SNS発信をし続けることが暗黙のミッションのようになっていますが、はづきはTABIPPO学生支部を卒業しても尚、旅のSNSを発信し続けています。
ほかにも大学の友人をよく旅に誘いました。写真サークルの中では旅部をつくり、行き先だけ決めた旅をしました。また、ほかにも大学の友人を誘うことで、TABIPPO学生支部に携わる人、大学を留年するほど旅好きになる人も現れました。
身近な人を誘い、その人が旅を楽んでくれることはとても嬉しいです。「めっちゃ旅広めた。」目に見えた効果を実感し、自信につながりました。今後も引き続き広めるつもりです。
「仕事にはしない。」
旅が好き。ずっと旅をしていたい。でも好きだからこそ仕事にはしない。なぜでしょうか。
好きなことには没頭したいからだそうです。
PCを触ることはどこでもできる。仕事はどこでもできる。ですからせめて旅行先ではPCを開きたくないそうです。旅先では、そこでしかできないコト、そこでしか出会えないモノがあります。一生そこにいられるわけではありません。そこにいる限られた時間を大切にしたいと話していました。
はっと気付かされました。確かに私も旅をするときは、人に連絡する時間も惜しいと感じます。カメラ機能以外、携帯の画面すらあまり見なくなります(笑)
今はづきは社会人1年目の新卒。急に4月から週5日8時間拘束されるようになる。山形県から引越したため、私生活の環境も変化し、今は大忙しです。
有給を繋げたり、2日の休みを存分に使ったり、会社員でも旅をすることはできます。いまは新生活に慣れていないため、旅に行く時間が取れないほど忙しいです。今すぐにやろうとしてることは特にありませんが、慣れてきたら会社員のままでも海外の旅やヒッチハイクをしていきたいし、お金が貯まれば第二の人生に進みたいとも考えています。
「旅で世界を、もっと素敵に。」
旅の魅力も知らない、ヒッチハイクもしたことがなかったはづきが、何気ないSNSがきっかけで、旅にどっぷりハマり、旅の魅力を発信したいと思うようになり、ヒッチハイクを交通手段とするようになりました。
旅は誰もができます。そして面白いです。旅では行き先と出発することを決めればあとは無計画でいいのです。仲間がいれば、進んでいる途中で一緒にきめればいいのです。計画がうまくいかずにストレスを抱える必要はありません。寄り道しかしないはづきが等身大で体現してくれています。
みなさんも一緒に旅をしませんか。
【番外編①】ヒッチハイク
インタビュー記事、いかがでしたか。まだまだ駆け出しのライターですが、今後も引き続き精進していきます。よろしくお願いします!!
はづきは自分の中でとにかくこんなイメージです。ヒッチハイクのプロ!!!!!引き出しが多くて困りますね(笑)聞きたいことばかりです。普段ヒッチハイクで気をつけていることやタメになるスタンスを聞いてみました。
はづきは珍しいことに高速道路上でのヒッチハイクをしたことがなく、下道移動が多いそうです。
夜道はパネルやダンボールを光で照らす
車が停まりやすい位置の少し前に立つ
乗せてもらう人のことや地域情報を聞く
旅には必ず紙とペンを持っていきます。愛知県での一人旅でも、1番に100均に寄って紙とペン買ったそうです。紙とペンさえあればどうにかなる精神です(笑)
「地元のおすすめを教えてください!」と書いた紙を掲げて歩けば地元のおすすめを知ることができます。「財布落としたので探してくれませんか?」と書けば一緒に探してくれる人が現れます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?