見出し画像

ストーリーでわかる財務3表超入門

会計の勉強は、想像以上に簡単です!

お小遣い帳や家計簿の付け方がわかれば、誰でも会社の財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)を読めるようになります。

この本では難しい専門用語は一切使いません。

イラストや図解を豊富に使いながら、楽しく学べる内容になっています。

会計の知識は、ビジネスだけでなく、家計管理や投資にも役立ちます。

この機会に、ぜひ会計の勉強を始めてみましょう!





PLとBS

試算表とはすべての取引を必ず2つの視点から眺めて、「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益(売上)」の5つに分類して記帳した帳簿である。
試算表を2つに分けるとPLとBSになる。

PLとはある一定の事業年度(通常は1年間)の「正しい利益」を計算する表であり、「現金≠当期純利益」である。
BSとはある時点の「財産残高一覧表」であると同時に、会社の「正味財産」を計算する表である。
PLとBSには、すべての企業に共通する「お金を集める」「投資する」「利益をあげる」という3つの活動のことしか書かれていない。
ここで良く理解しておかなければならないのは、BSの利益余剰金とPLの利益はつながっている。


複式簿記

支出計算書と複式簿記の大きな違いは、複式簿記が現金の動きのない取引を記載することだ。
ということは、現金の動きのない取引である掛け商売(売掛・買掛)が理解できれば、複式簿記の難解な部分は概ね理解できたと考えてよい。

事業が拡大しても現金が足りなくなることがある。
会社は赤字になっても倒産しないが、キャッシュ(現金)が回らなくなったら終わりである。

借入金はそれを借りようが返そうがPLには影響はないが、利息はPLに影響する。


減価償却

減価償却費とは、ある一定期間の「正しい利益」を計算するために、長年にわたって使用する設備などの費用を使用年限に按分してPLに計上するものである。
BSではその期に計上された減価償却分だけ設備の価値が減少すると認識される。

その期の税額はその期のPLに計上されるが、その期の税金はその期中には支払われない。
その期の税金はその期の決算日の翌日から2ヶ月以内に支払われる。
つまり、その期の税金は翌期に支払われるのである。


いいなと思ったら応援しよう!

3分で読める本要約
最後までお読みいただきありがとうございました。 サポートも嬉しいですが「スキ」ボタンもとても励みになります!