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【津波に備える】避難想定②水平避難or垂直避難or自宅待避?
津波警報の発表後、どのような避難をしますか?
今回の記事では、水平避難・垂直避難・自宅避難、それぞれの避難についてみていきます。
まず避難場所を想定する際、大切になるのが標高です。
自宅や学校・職場など、高さを確認しましょう。
こちらのサイトが参考になります。
地理院地図 GSI Maps
ピンポイントで標高が何メートルなのかを知ることができます。
Flood Maps
海水面が上昇した場合の水没地域が一目でわかります。
60メートルまで高さの設定が可能です。
また、自治体から配布されているハザードマップは保存してますか?
自宅から近い避難場所がどこにあるのかチェックしておきましょう。
水平避難
水平避難とは、山や丘の高台など標高の高い場所へ退避することです。
津波が到達しないと想定される場所まで、徒歩または自転車で避難します。
ただし逃げ遅れてしまった場合、避難途中で津波に巻き込まれてしまう恐れがあります。
時間との勝負です。
早めに判断し、行動しましょう。
素早い避難ができるよう、普段から足腰を鍛えることも大切かと思います。
津波が到達するまでに徒歩での水平避難が困難な地域もあるでしょう。
その場合は、近場で垂直避難が可能である丈夫なビルを探してください。
もしくは標高の高い場所への引っ越しを検討されることをおすすめします。
垂直避難
垂直避難とは、避難ビルや津波タワーなど、丈夫な建物の上階へ一時的に退避することです。
建物の倒壊や火災がないことを確認することが必須です。
垂直避難も水平避難と同様、重力に逆らう動きになり体力がいります。
いざという時に動けるよう普段から足腰を鍛えることが大切です。
建物の大きさや地域性によっては避難する人数が建物の許容量を超える可能性もあります。
避難生活中のプライバシーの確保は厳しいかもしれません。
自宅待避
自宅待避とは、自宅にとどまることです。
建物の倒壊や火災がないことが確認できており、自宅部分の高さが十分あり津波がこない場合、その場にとどまります。
慣れている自宅での待避なので、プライバシーの面など避難生活の快適度は高いでしょう。
事前準備をしっかりとすることでさらに避難生活の快適度を高めることができます。
津波が引いた後、孤立化する可能性があることがデメリットです。
命を守るための行動を
どの避難を選ぶかによって、準備するものも違ってきます。
地震発生から、津波が終息するまで十数時間から一日と言われています。
その間は(あるいはそれ以上の期間)避難先で過ごすことになります。
水平避難や垂直避難では避難リュックが必要でしょうし、自宅避難ならば、避難生活が快適になるよう水の備蓄やトイレの準備が必要になるでしょう。
我が家では、津波の高さにより、自宅待避もしくは水平避難できるよう、準備をすすめています。
いずれも命を守るために津波到達時間までに避難終了することが必須です。
いろいろなパターンを想定して、いざというときに最善の判断と行動ができるよう、平時から準備をしていきましょう。
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自分自身と家族を守るため、防災意識を高めて備えていきましょう。