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2019年の私へ

(2019年11月13日に母を亡くした私へ)

❁︎2017年4月に
母が肺癌と宣告されてから2年と5ヶ月
私も母と一緒に戦っていたのかもしれない

あの頃の自分の気持ちを迎えにいくために…
〜備忘録〜


本当は、
ずーっと生きていて欲しかったけれど

ほんとうは、
自分の時間を奪われているようで嫌だった


❁︎2018年夏
脳に転移したかも知れないと言われ
母は車を手放した

田舎暮らしで車がないのは大変だった
私が休みの日は、母の通院、日用品の買い出し
その他の家のこと諸々…
次の休みを聞かれるのも嫌だった
有給休暇も無くなった



本当は、
亡くなると分かっていたけれど

ほんとうは、
亡くなってしまうのを受け入れるのは嫌だった

もっと優しく接したかったけれど
そんな余裕はなかった

障害を持つ妹と二人
残される不安と闘っていたから
不安に寄り添えればいいのかもしれないけれど
逃げていた
だって、感じたくなかったんだもの
感じたら自分が壊れてしまいそうだったから



5年経った今でも
いつも頭の中に響く言葉は…

『できることはやったのか?』
『これでいいのか?』
『もっと別の方法はないのか?』

ぐるぐる回るエゴの声🌀

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