![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93310869/rectangle_large_type_2_cee63df4c13a8c3d0dc176961f5d13af.png?width=1200)
音のない世界と音のある世界をつなぐもの
大ブームとなっているドラマ『silent』。
脚本家の生方美久さんは、元看護師さんだとか。
目黒蓮が大好きな次女からの情報だった。笑
少し調べてみると、最も尊敬している脚本家が、あの坂元裕二さんだと紹介されていた。
坂元裕二さんと言えば、私も大好きな脚本家さんのひとり。
「東京ラブストーリー」に始まり、「Mother」「最高の離婚」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「大豆田とわ子と三人の元夫」などなど…。
天才としか思えない名作ばかりだ。
そうそう、つい最近「カルテット」を見逃していたことにようやく気付き、ネトフリで一気観したばかり。
今さらながら。笑
やはり、とても面白かった。
やはり、天才だと思う。
『silent』の脚本家の生方美久さん。
『踊り場にて』という作品で、昨年の第33回の「フジテレビヤングシナリオ大賞」の大賞を受賞。
脚本を書き始めたのは約4年半ほど前で、初めは映画監督になりたかったけれど、自分で脚本を書きたいと思うようになったそう。
なんと独学で脚本執筆にチャレンジし、3回目の応募でみごと大賞を受賞した、というのだから驚く。
そこからのこの『silent』。
彼女もやはり天才なのかも知れない。
ドラマ『silent』は、もう説明する必要もないくらい社会現象になっていて、この note の中でも記事にされている方を多く見かけるが、本当に素晴らしいドラマである。
登場人物ひとりひとりに感情移入できるし、それぞれの想いが痛いほど伝わってくる。
誰も悪くなくて、誰もが愛おしい。
とても丁寧に作られているドラマだ。
このドラマを観るまで、聴覚障害についてここまで深く考えたことがあっただろうか。
特に篠原涼子演じる、主人公・想の母親の気持ちがイヤというほど伝わってくる。
できることなら変わってあげたい。
寡黙な演技から、しみじみとそんな想いが伝わってくるのだ。
この『silent』を検索すると、このような記事を見つけ、とても興味深く、そして夢中になって読んだ。
小学4年で右耳を失聴し、中学から高校時代にかけて左耳も聴力を失った、ユニーバサルデザインアドバイザーの松森果林さんという方が、聴覚障害がテーマになった本作について語っておられる。
「なるほど」と、深く考えさせられた。
ひとりでも多くの方に読んでもらいたい。
さて、ドラマはいよいよ佳境に。
残すところ、とうとうあと2回に…。
皆んなに幸せになってほしい。
もう泣くのはなし。
そう願いながら、しっかり見届けたいと思います。
音のある世界に生きる私たち。
そして、音のない世界で生きておられる方たち。
このふたつの世界がどんどん交わり、手を取り合い、さらにもっと生きやすい優しい社会になっていきますように…。
最後までお読みいただき有難うございました♪
ではまた。 Tomoka (❛ ∇ ❛✿)