DVダメ男に貢いだ2年間3
今回は前回noteの「DVダメ男に貢いだ2年間2」の続きのお話です。
【第三章】『犯罪の強要』
自分のアパートでほとんど軟禁状態で部屋にいさせられました。
会社には具合いが悪くて行けないと電話をさせられてから、行くなと命じられの無断欠勤でした。
前に一度、ケンと一緒にいる時に営業の高橋さんと言う男性からメールが来たので、携帯電話をへし折られました。
(当時二つ折り携帯)。
新しい携帯はケンと会社と実家の番号以外登録する事が許されなかったので、他の人とは一切連絡が取れなくなりました。
会社にはまだギリギリ通っていた時に、携帯電話が通じなくなってる私を心配した高橋さんが、名刺にメールアドレスを書いて私に渡してきました。
私はその名刺を鞄に入れっぱなしにして、軟禁状態になりました。
返すお金がないと借りてくると言う自転車操業をしていましたが、大手消費者金融からは全て借りていました。
ケンの言うがままだったので、私は殴られない様に機嫌を損ねない様にただ生きていました。
ケンは私をアパートにほとんど一人残して、帰ってこなくなりました。
携帯も洋服も鞄も全て取られたので、どこにも出掛けられない…
と言うよりは私自身を捨てられるのが怖かったです。
逃げようとは全く考える事も出来ませんでした。
アパートのお金も滞納してて、そろそろ実家に連絡がいくって言う時が来ました。
付き合って約2年頃です。
突然昼にケンが帰ってきました。
他の女の香水の匂いをただよわせて。
「俺達が一緒に暮らして行く為には、風俗しかないな」
突然言われました。
私は涙を流しながらそれは嫌だと伝えたら、ケンはその答えを待っていたかの様に言いました。
「そしたらお前の事を好きだったこの男から大金借りてこい」
それは以前に鞄に入れっぱなしの高橋さんの名刺でした。
電話してお金貰ってこいと言われた時、私は目が覚めました。
他人を巻き込んで迷惑だけはかけれないと、本来真面目な私はケンの今までしてきた事を恨んだり、自分の行動に後悔し始めました。
ずっとモヤモヤしていた頭が急に晴れ渡りました。
次回のnoteではこの続きのお話です。
是非ご覧ください。
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