お仕事センサー
介護の仕事を長くしていると、よくある「ムシの知らせ」
短いお付き合いの方とは少ないが、
長く関わった方や、そのご家族などに関して、
ふと思い出したタイミングで
訃報が入ったり、再び違う相談が入ることなどがある
既に支援終了している場合でも起こるので
「〇〇さん、どうしているかなあ」なんて誰かが言うと
「そんなこと言ったら電話がかかってくるから、黙り!」と叱られ
早ければ数日のうちに連絡が入ったりするのである
同じようなことは、ケアマネのモニタリングでも頻繁に起こる
自宅への訪問モニタリングは最低でも月に一回と定められているが、
要支援の人の場合には訪問は3ヶ月に1回で良い
あえて行く予定がない時に、急に思い立って訪問するような
何かに誘われるように行くモニタリングでは
たいてい、何かが起きている
あとで、「今日行っといて良かった」と胸を撫でおろすのだが
こんな出来事は、日常茶飯事である
もともと要介護や要支援の人の健康や生活状況が不安定であるとか
だからこそのモニタリング期間でしょというのも真実
それでもやはり、ここぞというタイミングである事が多いので
これは、なかなかすごい事だと思えるのである
ケアマネを始めた頃は
「お仕事センサーが働く」と言っていた
「もしかしたら、こうかもしれない」とか「連絡が来るかも」と
思うタイミングで動くので、仕事がやりやすい
今では「予後予測」という言葉で整理しているけれど
それだけでは片付けられない出来事も、
数多くあるのである
とはいえ
センサーを機能させるには、システムが整備された上で
キャッチするアンテナが立っている(古い!)必要がある
自分という資源を使う支援システムは
きちんと整備されているか?
誤作動はないか?
すぐに必要な情報伝達は可能なのか?
センサーが活かされるのは、その結果に繋げてこそなのだ
今日も、急に思いついて行った訪問が、タイムリーに役に立った
大切なのは、その後の働きと連携機能
正確な情報を、的確に、必要なところへ迅速に送る
きちんと機能するためのメンテナンスも
忘れずにしようね、自分