巨像恐怖症をもっている私は自分の対処法を持っているしかないのだ
HSPの事情を人に話さなければならないとき、一般的に理解されにくいのでどう伝えるか、まず伝えるか伝えることも辞めるかで迷う。
電話口で急に短期のバイトが決まって、元から聞いていた案件以外のものもしてほしいと言われ受諾してしまったものの、サイトから詳細な内容を見たらわたしが【ダメ】なものがあるスペースだと知った。
わたしは大きな絵がとても怖い。
高所恐怖症や閉所恐怖症と同じく大きな絵を側に置くとその瞬間から足が動かなくなり、挙句には過呼吸を起こしてしまう。
その絵がある場所で行うイベントスタッフだったのだ。
もう分かった途端に辞退せねばと思ったが夜中だし、さすがに…。明日の朝イチで連絡しよう。
だけどこれまでの経験上絶対分かってもらえないのだ。となると言うか言わないかの選択になる。
①もうめんどくさいので詳しく言わずに仕事自体を辞退するか
②詳細に伝えて初めから予定だった仕事だけにするか
③一般の人に分かってもらいやすい程のいい理由をつけて初めから予定にあった仕事だけするか。
今日の今日だしなぁ…他で決まりましたって言えばいいかななんても思う。これが長期の社員としての仕事ならちゃんと考えるのだけど、数日の短期バイトとなると相手もそこまで開示してほしいと思ってもないわけで。
辞めま〜すかやりま〜すのどっちかでいんじゃないの。(というかそれ以外は逆にめんどくさいと思われそうだ)
こちらも神経すり減らすほどの必要性はなくて。というか履歴書もなにもまだ出してないのだよ。(じゃあ辞退で良くない?いや、でもお金は欲しいし、、)
若かりし頃と違い、少々世の中ってこんなもんさ。が板についてきた年代。別に単発を甘く緩く見てるわけじゃないよ。
ただ、大して人は自分一人に期待なんかしてないってこと。身体壊してすり減らしたところで誰もあんたを守っちゃくれないよってこと。
正社員勤めで傷病手当をもらっていた頃を思い出す。
お金はないけどさ、心と身体の健康はお金じゃ買えないんだよね。分かっちゃいるけど迷惑かけたな、申し訳ないなと生真面目さもぴょこぴょこと顔出して見たりしてね。
だけど迷ったときは、人の為じゃなくて自分の為に決断したい。自分を疎かにし続けてきたわたしの、これまでのわたしに対する償いだ。
わたしをたくさん傷つけて虐めてきたのは他の誰でもなくわたし自身だったから。これからは優しくするんだよ。